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今回はMRの転職理由を詳しく解説していきます。
- MRの詳しい転職理由がわかる
- MRの理由別の転職先がわかる
Contents
MRの転職理由について
転職するということは今の働く環境に対して何らかの不満があるということです。そしてその不満の原因はMRの場合大きく2つに分けることができます。
- 所属している製薬会社に対する不満
- MR職という仕事に対する不満
この2つです。
それではまず会社への不満からくるMRの転職理由を紹介します。
MRの転職理由(会社への不満)
- 会社の将来性に期待が持てない
- 正当な評価をされない
- 担当領域を変えたい
- 製品力がない(なくなった)
こんな感じですね。
所属している製薬会社への不満が多い場合(MR職を気に入っている人に限る)はMRを続けたい人が多いので他メーカーのMRに転職する方が多いですね。
▼他社MRへの転職に関してはこちらを参考にしてください。
ただMR職の求人はそんなに多くないので仕事内容が似ている医療機器メーカーの営業に転職するMRも多いです。
▼医療機器への転職はこちらの記事を参考にしてください。
続いてMRへの不満からくる転職理由を紹介します。
MRの転職理由(MRへの不満)
- 人間関係のストレス
- 数字のストレス
- 全国転勤がある
- 付き合いが多い
- 仕事の量が多い
- MRという仕事が嫌だ
- MRの将来性が不安
よく上がる理由はこんな感じです。
MRへの不満が多い場合は異業種に転職する方が多いですね。ただ転職する業界は医療系が多いですね。理由は医療系の職業ならばMR経験を少しだけ活かすことができるからです。
ちなみにMRから転職する人の多くは複数の転職理由を持っていることが多いです。
製薬会社への不満
先程MR職の転職理由は大きく分けて会社への不満とMR職への不満があると紹介しました。
そこでまず最初に製薬会社への不満ついて詳しく解説していきます。
会社の将来性に期待が持てない
今の製薬業界は
- ジェネリック医薬品のシェアが年々上がっていること
- 新薬が出にくい
- 薬価が下がりやすい
という大きく分けて3つの理由から比較的厳しい業界になってます。
新薬がなかなか出ない会社には将来性を期待することがあまりできません。
というのも薬の特許はいつか必ず切れるので、新しい製品を開発できなければ利益は減ります。
そこで、今いる会社のパイプラインをチェックしてみてください。
開発中の薬剤は何種類ありますか?
もし、開発中の薬剤が「少ない」または「ない」のであれば今後の成長は期待できません。
導入品の場合は比較的早く上市されますがそれでも半年から1年は発売までにかかるのでリストに上がっているパイプラインを調べれば1年後の状況を想像することができます。
明るい将来を想像することができない製薬会社で働くことを不安に感じるMRは転職していますね。
しかも新薬が出ないということは特許切れの製品も売ることになります。
特許が切れた製品をいくらコールしても後発品に変わってしまうので辛いですね。
▼こちらも参考にしてください
正当な評価をされない
評価制度が曖昧というのはどんな人が昇格できるのかわからないということです。
しっかり仕事をしているのにあまり評価されなかったり、そもそも評価項目が理解できないようなケースです。
このようなケースでは社風があっていないことが考えられます。
わかりやすい例は年功序列です。
年功序列というのは勤務年数に応じて昇格する評価制度です。
実力主義の人にとっては年功序列の評価制度は合いません。
会社のトップが実力よりも勤務年数を重視するという考えですので、いくら実力があってもある程度勤務しないと昇格できないのが年功序列の特徴です。
このように社風が合わない会社では働きにくいので実力主義の方は実力を評価してもらえる会社に転職していますね。
社風は長い時を経て形成されたものですのでそう簡単には変わりません。
一概に言えないですが、外資系の会社の方が比較的実力主義であることが多いですね。
あとはベンチャー企業です。
歴史ある内資系の会社は実力主義というよりは年功序列であることが多いですね。
担当領域を変えたい
同じMRでも担当する領域によって仕事のやり方は大きく変わります。
自分がやりたい領域があるならばその領域を専門に扱う会社へ転職する必要があります。(都合よく求人があるとは限りませんが)
個人的な意見にはなってしまいますが様々な領域に手を出している会社よりも一つの領域に特化している会社でMRをやる方が色々効率的ですね。
勉強する疾患の数が減ればより一つの疾患に専念することができますので結果的に質のいい情報提供につながります。
実際に領域特化型の製薬会社にこの理由で転職する人はいますね。
▼こちらも参考にしてください。
製品力がない
製品力がない製品をコールし続けるのは辛いですね。
訪問しても得意先からは否定的なことばかり言われ上司からは「なぜ売れないのか」と詰められます。
そもそも製品力がない製品はいくら頑張っても売れる量は知れています。
この理由で転職するMRはそこそこいますね。
MR職への不満
続いて先程の例のMRという仕事に不満がある場合を解説していきます。
人間関係のストレス
MRにとって人間関係のストレスは避けられません。
MRはとにかく多くの人と接するので中にはその人に会うことがストレスに感じてしまう人もいます
他の職業でも人間関係のストレスはあると思いますが、MRの場合は特に顕著です。
得意先のDr、薬剤師、医薬品卸(MS)、他メーカー、社内など多く人と関わるからです。
人と関わるということは少なからずストレスがかかってきます。
些細なストレスでも積み重なると大きなストレスになってしまいます。
もう一つは数字という存在があるから人間関係のストレスはさらに大きくなります。
例えば、何か仕事を営業所のメンバーに頼んだ際に「自分の数字にならない仕事はやらないという」考えの人も中にはいます。
自分の数字にならないことに対しては力を入れないわけですね。実際に非協力的なMRは一定数います。
数字というものがあるからこのような思考回路を作ってしまいます。
全体的にMRは我が強く自分中心の人が多い傾向にあります。
そのくらいでないと続けていくことが難しいので仕方がないのかなと思っています。
従ってこの理由での転職先は営業職以外がおすすめです。なんだかんだ言って営業職は人間関係のストレスが多いです。
数字のストレス
営業成績が給料や評価に大きな影響をもらたすのが営業職です。
MRは営業職なのでMRをしている限り数字に翻弄される環境は続きます。
数字がいい時でもいつ下がるかわからないですし、数字が悪ければいつよくなるのかわかりません。
この不安は正直ベテランMRでも感じることがあるくらいです。
これに耐えうるメンタルがないと長く続けていくことは難しいです。
数字が足りない場合、期末に詰めることになるのですが、精神が磨り減りますね。
従ってこの理由での転職先は営業職以外がおすすめです。営業職はほぼノルマがありますし数字の達成状況で評価されます。
全国転勤がある
MRには全国転勤があります。だから同じ場所で働き続けるというのは不可能なことです。
しかもどこに転勤になるかはわかりません。
希望も考慮してもらえたりもしますが毎回希望通りになるとは限りません。
だから全国転勤を受け入れることができないならば転勤のない職業に転職するか本社勤務になるかしか方法はありません。
本社勤務ならば転勤のリスクはかなり低くなりますが、狭き門です。
従って会社と相談して本社勤務を希望して、その希望が通らないならば転職を考えてください。
全国転勤がない職業は多くあるのでこの理由であれば比較的選択肢は多いです。
付き合いが多い
付き合いといってもいろんな付き合いがあるので一概には言えませんがMR職には
- 行事参加
- プライベートでの付き合い
はやはりあります。
これを苦痛に感じてしまう人は「本社勤務になる」か「転職する」かの選択になると思います。
営業という仕事がしたいけど付き合いはしたくないという考えの人は本社勤務では希望を叶えることができません。
というかMRでも付き合いがあまりないエリアもありますし、別に付き合いは断っても数字にはあまり影響しないので大丈夫です。
ただ、付き合いをゼロにするのは難しいですね。
大口先であれば最低限は付き合いに参加しておかないといざという時に困ってしまいます。
従ってこの理由での転職先は営業職以外がおすすめです。なんだかんだ言って営業職は付き合いからは完全には避けられません。
仕事量が多い
MRの労働はみなし労働です。
みなし労働とはたくさん働いたとしても給料は同じってことです。
MRにとっては残業代という考え方がありません。
だから、内勤書類などを仕事時間外にやってもその分の給料は支給されません。
営業時間中に効率よくやるのがベストですが、なかなか時間を割くことができなかったりします。
MRは外勤しながら内勤をこなさなくてはならないため仕事量は比較的多い仕事です。
これらに加えて資料の作成、知識の習得、得意先との付き合いがあるので忙しい時は休みがなかなか取れないこともあります。
プライベートの時間を大切にしたい方にとってはなかなか厳しい職業だと思います。
その分給料が高いのでバリバリ働いて給料をもらうという考え方の人でないといつか限界がきてしまいます。
プライベートを大事にしたい方は時間労働制の職業に転職するのがオススメです。
MRという仕事が嫌だ
MRは情報提供をメインにする仕事ですが営業職でもあるのである程度薬を売らなければなりません。
従って、自社製品が他の製品よりも劣っていたとしてもいい部分をPRして営業します。
心からおすすめできる商品はすごく積極的に営業することができます。
ただ、どんな製薬会社であれ自分の会社の製品全てが競合品の中で一番優れているということはほぼありません。
競合品の方が優れている時でも「ここの部分は優れているので患者さんにお役立てください」と言って営業します。
これが辛いという理由で転職を考える方もいます。
この理由であれば製品力に自信がある会社に転職するか営業職以外の職業がおすすめです。
ただ営業をやる以上PRする製品が完全に競合品のスペックを上回っているということは珍しいと思います。
MRの将来性が不安
MRの将来性が不安で転職するMRも一定数います。
MRの将来性に関しては長くなってしまうのでこちらの記事を参考にしてください。
社内異動も候補としてある
所属する製薬会社に不満がある場合は社内異動は候補になりませんがMRという職業に対する不満が大きいのであればまずは社内での異動を考えてみてください。
というのも転職って結構大変なんですよ。だから社内の異動で不満が解決するのであれば社内異動はおすすめです。
異動候補の社内の部署の例
- 人事部
- マーケティング部
- 学術
- 研修部
など(名前は会社による)
これらの部署での仕事はMRの仕事とは大きく違うのでMRという職業に不満が大きい人はこれらの部署に異動することができれば転職しなくてもMRへの不満を解消することができる可能性があります。
ただ社内での異動はなかなかハードルが高いです。
従って社内での異動希望が通らない場合は
- MRという職業への不満
- これからの仕事に期待すること
をじっくり考えた上で転職活動が必要となります。
単純にMRが嫌だからという理由で転職活動を行なってもなかなか自分が希望する職業には出会えません。
具体的に自分が妥協できる点と妥協できない点をはっきりさせておく必要があります。
というのも自分の希望通りの条件が全て揃った職業は起業でもしない限りありません。
また薬剤師免許を持っているMRの方であれば資格を活かして薬剤師へ転職することもできます。
*MRから薬剤師への転職はこちらを参考にしてください。
MRから転職するにはどうすればいいのか
MRから転職するには転職サイトに登録して転職エージェントのサービスを受けるのがおすすめです。
転職エージェントのサービスは
転職エージェントのサービス内容
- 求職者へのヒアリングをもとにその人にあったオススメの求人紹介
- 志望する企業に内定をもらうための面接アドバイス
- 書類選考を突破するための履歴書と職務経歴書の添削
- どんな職業がいいのかわからない際の仕事選びの相談
などのサービスを全て無料で受けることができます。
新卒の際の就活より転職活動の方が格段にサポート環境が整っています。また新卒の就職活動よりも中途の転職活動の方がハードルは低いです。
転職先のビジョンが決まれば1ヶ月から2ヶ月ほどで転職先は決まります。
そこでおすすめの転職エージェントはJACリクルートメントです。
JACをおすすめする理由は所属する転職エージェントが持っている情報量が多いからです。JACリクルートメントの転職エージェントは企業によって担当者が分かれているので深い情報収集が可能になっております。転職活動では情報量が大切なので転職希望のMRの方は登録してみてください。
*JACリクルートメントの登録は下のボタンからできます。
将来的に転職を考える
今は転職したくないが、将来的に転職をしたいと考えている人もいるかと思います。
歳を重ねるごとに若い時とは考え方が変わります。
会社に求めるものも変わります。
ただ、キャリアを変える転職をするのならば20代のうちに転職するのがベストです。(キャリアを変えない転職というのは例えばオンコロジーMRからオンコロジーMRのように仕事内容はほぼ同じというパターンです。このケースならば実力があれば40代でも転職できます。)
20代以降でも転職はできますが求人数は減ります。
さらに転職のハードルも高くなります。
従って、将来的に転職を考えている人でも20代のうちに転職するという計画で転職活動を始めてくださいね。
そこで、やっておくべきことを書いておきます。
- 支店の数字達成状況を記録しておく(製品毎にとっておくとベスト)
- 講演会の概要を記録しておく
- 営業成績を伸ばすために力を入れてやったことを記録しておく
などの仕事をした記録を残しておくと転職活動の際に役に立ちます。
またできれば病院(400床以上)の担当経験があるとMRとしての実績を評価してもらえるので病院を担当できるチャンスがあれば担当しておくといいですね。
まとめ
転職は今ではそこまで珍しくないことです。
従って、理想の環境で働けるように転職活動をするのも一つの手です。
転職する際は一人で職のことを考えていてもあまり解決しないので、実際に転職するかどうかは別として転職サイトに登録してどんな求人があるのかをみたり、転職エージェントに相談してみることをお勧めします。
相談した結果、今の職業(会社)の方が魅力的であれば続ければいいですし、他に働きたい職業(会社)があれば応募して転職する道もあります。
転職サイトに登録したからと言って必ず転職しなければならないということはありません。別にキャリアの相談をするだけでも大丈夫です。
一番まずいのは現環境で疲弊しながら毎日を過ごすことです。週5日は仕事をするので辛いと思いながら毎日を過ごすのは苦痛すぎます。辛いと感じているのであれば少し外を覗いてみるのもいいと思います。