MRから転職しようと思っている方の中には「MR経験は活かすべきなのか」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで今回はMR経験を活かすメリットとデメリットをまとめました。
Contents
MR経験を活かすデメリット
大きく2つあります。
- 転職先が医療系または営業系の仕事に絞られてしまう
- MR職が嫌な場合また嫌になる可能性がある
転職先が医療系または営業系の仕事に絞れられてしまう
MR職は医療系の営業職です。従ってMR経験をたくさん活かすとなれば転職先は医療系の仕事または営業系の仕事になってしまいます。
ちなみに医療系や営業系以外の仕事にもMR経験は活かせるかもしれませんが医療系や営業系の仕事に比べると活かせる部分が少ないので今回は省いています。
MR職が嫌な場合また嫌になる可能性がある
MR職の仕事内容が嫌だから転職したい場合MR経験が活かせるからといって同じような職業に転職してしまったら転職する意味があまりないですよね。
例えば営業が嫌なのにMR経験が活かせるからといって医療機器の営業に転職してしまうようなケースです。
MR経験を活かすとなるとどうしてもMR職と似たような職業になってしまいます。
従ってMR職の仕事内容が嫌な場合MR経験を活かすことに縛られない方がいいと思います。
MR経験を活かすメリット
MR経験を活かすメリットはいくつかあります。
- 内定が取りやすくなる
- 年収の大幅ダウンを防ぐことができる
- 転職した後もスムーズに働くことができる
- 今までやってきたことが無駄にならない
内定が取りやすくなる
中途採用に求めることは会社によって異なりますが一般的には即戦力になってもらうことを中途採用に期待します。
そして即戦力になれるのは未経験者ではなく経験者です。
従ってMR経験が活かせる職業であれば即戦力になれるので内定をもらえる確率が高くなります。
特にコントラクトMRや医療機器の営業はMR経験者を募集しているのでMR経験者ならば内定を取るのは比較的簡単です。
年収の大幅ダウンを防ぐことができる
MR経験を評価してもらえれば前職の年収が考慮されるので大幅な年収ダウンを防ぐことができます。
MR職の年収は比較的高いので転職によって年収がダウンすることは普通のことです。
ただMR経験を活かすことができれば少しの年収ダウンで済みます。
もちろんMR経験を活かさなくても年収が下がらない場合もありますがそれはかなりのレアケースです。
さらに年収が高い会社は内定を取るのが大変だったりそれなりの能力を求められます。
転職した後もスムーズに働くことができる
MR経験を活かすことができれば転職後もスムーズに働くことができます。
特にコントラクトMRの場合仕事内容は同じなので少しの研修を受ければ今までのように働くことができます。
未経験の仕事をする場合、慣れるまではそれなりに大変です。
今までやってきたことが無駄にならない
MRの経験を活かすということは「今までの努力を無駄にしない」とも言えます。
もちろんMRとして働いた経験はどんな仕事をするにしろ活かすことができますが活かせる度合いは転職先によって大きく異なります。
例えばゲームをプレイする時に前作のセーブデータを引き継げる場合はその続きから冒険を始めることができます。
一方でセーブデータを引き継げない場合はゲームをプレイした経験は活かせますがデータは引き継げないので冒険自体は最初からになります。
こんな感じで転職先によってMR経験を引き継ぐレベルはかなり変わってきます。
嫌じゃなければMR経験は活かすべき
先程書いたようにMR経験を活かすメリットはたくさんあるのでMR経験を活かかした仕事が嫌じゃなければMR経験を活かした方がいいと思います。
ただMR経験を多く活かすということはMR職と似たような仕事内容になるのでそれがどうしても嫌な場合はMR経験をたくさん活かすことは難しくなります。
MR経験を多く活かせる転職先
MR経験者を歓迎している転職先は
- コントラクトMR
- 医療機器の営業
- 臨床開発モニター
- 医療系IT
この4つの職業はMR経験を多く活かすことができます。
特にコントラクトMRと医療機器の営業はMR経験をフルに活かせる職業ですのでMRの仕事が嫌じゃなければおすすめです。
▼コントラクトMRへの転職はこちらの記事を参考にしてください。
▼医療機器の営業への転職はこちらの記事を参考にしてください。
MRの仕事が嫌じゃないのになぜ転職するのか
実際にMRから転職する人の多くはMR経験を多く活かすことができる職業を転職先に選んでいます。
特にコントラクトMRと医療機器の営業はMR経験をフルに活かすことができるのでMRからの転職先として非常に人気があります。
ただ中には「仕事内容がほぼ同じならわざわざ転職する必要はないのではないか」と思う方もいらしゃると思います。
そこで「仕事内容に不満はないのになぜ今いる会社を辞めなければならないのか」について書いていきます。
- 今いる会社を辞めたくないが辞めるしかなくなったから
- 今いる会社の将来性が不安だから
- 仕事内容には満足しているが労働環境に不満があるから
- 違う部署に異動になってしまったから
- 売るものがないから
上記の通りです。
一つずつ解説していきます。
今いる会社を辞めたくないが辞めるしかなくなったから
いくら自分が仕事内容や労働環境を気に入っていたとしても雇用している会社に退職するように促されたら辞めるしかありません。
会社は不当な理由での解雇は基本的にできないので辞めて欲しい社員に対してはそのようなことを間接的に伝えて自らの意思で退職するように勧めてきます。
具体的には早期退職やネガティブな人事異動や仕事内容の制限がこれにあたります。
そしてこのようになってしまう原因は上司とのトラブルや仕事でのトラブルなど様々です。
一度会社でトラブルを起こしてしまうとその会社では働きにくくなるので仕事内容が同じような職業に転職するケースが多いです。
結局のところサラリーマンは会社に雇用されている立場なので実績を出すことも必要ですが会社内で上手く立ち回ることも必要になります。
今いる会社の将来性が不安だから
今いる会社の業績が年々悪化していて日当やボーナスが下がっている場合転職した方が待遇が良くなるケースはあります。
この場合もMRの仕事内容が嫌なわけではないのでMR経験をフルに活かすことができる職業が転職先に選ばれます。
仕事内容には満足しているが労働環境に不満があるから
どうしても合わない上司や先輩が複数いる場合や勤務地をどうしても変えたい場合転職した方がいいケースがあります。
ただ合わない上司や先輩はどの会社にもいる可能性があるので必ずしも転職したからといって解決できるわけではありません。
また勤務地はコントラクトMRの方が融通が効くので勤務地の問題でコントラクトMRに転職する方はある程度います。
違う部署に異動になってしまったから
良い理由であれ悪い理由であれMRを外されてしまった場合MRに戻る目的で転職する方はいます。
異動先の部署での仕事がどうしても合わないのであれば転職するのはいい選択だと思います。
売るものがないから
営業職全般に言えることですが売るものがないことは営業マンにとってかなり辛いことです。
特許切れの古い薬や他の製品の下位互換しかPRするものがないのであればそこで働き続けることはかなり精神的にキツイです。
MRの仕事はすごい気に入っているが売る製品がない場合コントラクトMRや医療機器の営業に活躍の場を移す道もあります。
製品力が高い方がたくさん売れるので仕事へのモチベーションも上がりますし営業スキルも多く身につきます。
どんな仕事にも多少はMR経験を活かせる
MRとしてそれなりに成功している方であればどんな職業でも多少はMR経験を活かすことができます。
そこで具体的にMR経験のどんな部分が活かせるのかというと
- 社会人経験
- コミュニケーションスキル
- 問題を解決するスキル
- プレゼンスキル
以上の4つは仕事をする上で基本となるスキルですのでどんな仕事でも役に立ちます。
だからMRとして高い成果を出しておけばたとえMR経験を多く活かせなくても基礎能力を買われていい職業に転職することは可能です。
例えば運動神経がいい人ならばどんなスポーツをやってもある程度は上手くなりますし勉強が得意な人であれば様々な科目で高得点を取ることができますよね。
これは社会人にも言えることでビジネス力が高ければどんな仕事でもある程度の活躍が期待できます。
従って社会人としての格を上げておけばMR経験をあまり活かせなくても優良企業や人気のある職業(コンサルタント)に転職することは可能です。(応募条件は満たす必要がある)
コンサルタントが人気の理由
- 給料が高い(MRと同じかそれ以上)
- 人を直接救うのでやりがいがある
- 経験を積めば独立も可能
この3つの理由から転職先として人気があります。(コンサル会社へ転職したい人はMR以外にもたくさんいます)
しかもコンサル会社は中途採用を多く採用しています。
まとめ
MR経験を活かすメリットはたくさんあるのでできればMR経験は活かした方がいいと思います。
ただ自分のやりたい仕事があるのであればMR経験を活かすことに縛られない方がいいですね。
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