MR職の将来性(雇用関係、給料と福利厚生)について予想してみました




MRの方であればMR職の将来性について一度くらいは考えたことがあるかと思います。そこで今回はMR職の将来性(雇用関係、給料と福利厚生)に関して個人的な意見をまとめました。

 

ちなみに将来のことなんてタイムマシーンで未来に行かない限りわからないのであくまで予想であることをご理解いただければ幸いです。

MR職はなくならない可能性が非常に高い

MR職という職業がなくなることは考えにくいです。その理由については以下の記事で考察しております。

 

▼MR職がなくならない可能性が高いことを書いた記事

MR職の必要性とMRが必要な時について考えてみました

2018年1月10日

医師がMR以外から薬の情報を入手する方法を考えてみた

2017年10月1日

もし仮にMR職がなくなった場合どうなるのかを考えてみた

2019年5月18日

MR職の将来性(雇用関係)

まずMR職の将来性(雇用関係)から予想してみます。(MRとして定年まで働くことができるかについて主に書いています)

 

  • MR職は同じ仕事内容で転職ができる職業
  • 早期退職などで製薬会社を辞めなければならない可能性はある

 

この2点が雇用関係では大切です。

MR職は同じ仕事内容で転職ができる職業

例えば今いる会社を辞めたとしても同業他社に転職できる職業は将来性があると言えるのではないでしょうか。(職業自体の価値が高い)

 

MRの場合同じ仕事内容の転職先には他メーカーのMRやコントラクトMRがあります。理由は色々あると思いますが仮に今いる製薬会社を辞めることになったとしても他メーカーのMRやコントラクトMRとして働くことは人によっては可能です。

 

メモ
年齢やMR経験次第では転職ができない場合もあります。また他メーカーのMRよりコントラクトMRの方が転職はしやすいです。

MRが会社を辞めなければならないパターン(自分から転職した場合を除く)

  • 早期退職(希望退職)・・・会社は辞めさせたいMRに対しては早期退職を強く勧めてきます。従って辞めたくなくても辞めることにならざるを得ないケースも考えられます。
  • PIP(業務改善計画)・・・主に外資系企業が行うことが多いです。高すぎる目標を設定して退職に追い込んでいくので退職を避けられないケースもあります。
  • ポジションクローズ・・・ポジションが消滅するのでそこで働いている方の仕事は今後ありませんよというかなり強烈な退職を促すものです。
  • 合併による人員削減・・・合併することによる人員削減は基本的にはできないので合併した少し後に早期退職による人員削減が行われることが多いです。

MRが会社を辞めなければならないパターンは上記のケースが多いです。

MRが会社を辞めなければならなくなった場合の転職先

早期退職の対象は主に45歳以上のMRです。45歳以上となると再就職のハードルは結構高いと思います。

 

従って他の製薬会社のMRに転職できればかなり成功だと思います。メーカーMRに比べればコントラクトMRの待遇は若干悪いですが他業界に比べれば恵まれているのでコントラクトMRに転職できた場合も成功だと思います。

 

ただ中には再就職先がなかなか決まらないMRもいるらしいので早期退職になるとかなり大変です。

 

一方で稼げる資格(薬剤師免許など)や就職できるコネクションを持っている場合や何か個人で稼ぐプランなどがあれば早期退職になったとしても問題ないかと思います。

早期退職などに全てのMRがなるわけではない

早期退職などで辞めることになってしまうMRは一部です。もちろん定年までMRとして働き続ける方もたくさんいます。

まとめ

Q

定年までMRとして働くことは可能なのか?

A

早期退職などの対象にならなければMRとして働き続けることは可能ですし仮に早期退職などの対象になったとしても他メーカーMRやコントラクトMRに転職できればその後もMRとして働くことは可能です。(コントラクトMRに転職した場合年収が下がる可能性はありますが他業界よりは高いです。)

MRの将来性(雇用関係、給料と福利厚生)は所属している製薬会社によっても違う

MRを雇用しているのは製薬会社である以上製薬会社の経営状況がMRの将来性に影響を及ぼすことは間違いありません。

 

  • 利益の確保が難しい製薬会社のMR・・・早期退職や待遇悪化(給料や手当の減少など)の可能性はあります。理由は会社の利益が減少すれば従業員への還元も少なくなる可能性が高いからです。また早期退職をする余裕がない可能性もあります。この場合待遇の悪化は避けられないと思います。
  • 利益は確保できているが方向性が変わっている製薬会社のMR・・・早期退職の可能性があります。スペシャリティ領域へ移行するにあたってMR数の最適化を実施している会社はあります。
  • 利益は確保できているし方向性も変わっていない製薬会社のMR・・・定年まで働ける可能性が高いです。
  • コントラクトMR・・・なんともいえません。

利益が確保できている製薬会社のMRは給料と福利厚生に関してはそこまで変わらない可能性が高いですが会社の方向性による人員削減(早期退職)はあり得ます。

 

一方で利益の確保が難しい製薬会社のMRは給料と福利厚生が悪化する可能性が高いです。(場合によっては早期退職もあり得ます)

給料と福利厚生が多少改悪されてもMR職は高水準な職業

会社から貰えるお金が多少減った(年収で100〜200万ダウン)ところでMR職の給料と労働のバランスが高水準であることは変わりないと思います。

MRの将来性(雇用関係、給料と福利厚生)はMRレベルによっても違う

早期退職などで辞めるMRもいれば定年まで働けるMRもいますし再就職ができるMRのいればできないMRもいます。

 

従って「会社からどれだけ必要とされているか」や「MRレベル」もMRの将来性(雇用関係、給料と福利厚生)を考える上で非常に大切です。

 

ただ会社がどのようなMRを必要としているかに関しては製薬会社によっても変わるので一概に言えないですしMRレベルに関しても会社に残る目的なのか転職目的なのかによっても変わってくるのでなんとも言えないですね。

将来性のあるMRになるために

MRレベルは今後の過ごし方次第でいくらでもあげることができます。

 

▼MR営業のコツに関してはこちらの記事を参考にしてください。

MRの営業で売り上げを伸ばすためのコツをまとめました

2019年8月6日




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