今回はMR職のストレスについて紹介します。
自分自身だけでなく他のMRの方からよく聞くストレスについても今回は取り扱っていきます。
ちなみにストレスは決して悪いものではありません。考え方次第では自分を成長させてくれるスパイスです。
ただ、どう考えても悪い方向にしか考えることができないものに関しては体に悪影響を及ぼします。
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MRとして働く以上数字はいつも付きまとう
MRの仕事をされている方であれば数字のストレスは強くのしかかってきますす。この理由はMRの営業成績はボーナスにも直接関わりますしMR職の成果って結局のところ数字で評価されるケースが多いからです。

しかし実際には行動の全てを見れる訳でもないですしどの行動が評価されるのかという明確な基準はあまりないので営業成績が良い人の行動というのが模範の行動となるケースが多いわけですね。
さらにMRの仕事をしていれば数字目標を達成するために「どうしたらよいか」と考えることが多くなります。
この考えるという行動がストレスとなってしまいます。
余計なことなんですよね。考えたところで急に数字があがる訳でもないですしね。
だから、なるべく数字のことは考えないようにしますが毎日の売り上げ明細をみて売り上げが悪い時はどうしても「なぜ売れない」と考えてしまい、ストレスを感じることは多いです。
上司からのプレッシャーはすごい
上司からのプレッシャーはMRである以上永遠とあります。責任者(営業所長)になったとしても支店長クラスの人に詰められます。
具体的には営業所の売り上げが悪い場合、その原因を確かめるために所長よりも上のポジションの人からヒアリング受けます。
このヒヤリングはかなり厳しいですね。僕は実際に受けたことはありませんが、見ていてかなり大変だと思いました。
ちなみにヒヤリングの具体的な内容は「ターゲット施設でのシェアはなぜ低いのか」や「採用予定月なのになぜ薬剤が入っていないのか」などのように「なぜなぜ」と繰り返し追求されます。
苦戦している施設のことでストレスがかかるのにさらに上司からの追い討ちです。これは相当なものです。
病院の薬審等でどうしても時間がかかる施設でも関係なくプレッシャーをかけられます。
中には面会ができない施設もあります。そのような施設でも関係なくプレッシャーをかけてきます。
なぜこんなに厳しくプレッシャーをかけるのかというとやる気を出させるためです。何も言われなければ仕事は適当になってしまいます。だから定期的にこのようなプレッシャーをかけるわけです。
MRをやる以上このようなことは想定しておくべきことだと思います。
雑用がとても多い
MR職はけっこう雑用が多い仕事です。いくつか挙げていきます。
MR職の雑用
- パンフレットの段ボール整理
- 飲み会会場の手配
- 機材の運搬
- 講演会の際にひたすら立って道案内と受付
などです。
他にも細かいものはありますが、共通していることはMRの仕事外ということです。
MRの仕事は基本的には医薬品の適正使用を促すために情報提供するというのが本来の仕事ですからこの雑用は仕事とはあまり関係のないことです。
しかし、会社員であるということと営業職という職種柄から、このような仕事は切っては切れない仕事です。
特に忙しい時にこのような雑用の仕事が重なると本当にストレスになります。
付き合いは多いです
付き合いといってもいろいろありまして中にはストレスにならないこともあります。むしろ息抜きになったりします。
付き合いの典型であるゴルフを例にとってみます。ゴルフって社会人になって始める方も多いと思います。
ゴルフはとてもお金がかかるスポーツです。道具も高いですし、ラウンドするのも高いし練習も高い。全てにおいてお金がかかります。
それでも楽しいので続けている人は多いです。
そこで、付き合いでゴルフをする上でどんなことがストレスになってしまうのかというと、それは相手に合わせなければならないということです。
日程は先生の都合でMRの日程が優先されるケースはあまりないです。ゴルフ場も先生のお気に入りです。従って基本的に全部料金は高いです。その分いいゴルフ場ですが。
プレイ中も基本的に先生がプレーしやすいように立ち振る舞うのでけっこう神経使います。
このように自分のペースでできないことが多すぎるのでストレスがかかります。他の付き合いに関しても大体同じです。
書類は多いしメールも多い
MRの仕事の成果は書類で管理をすることが多いです。従って、状況報告等はほとんど書類で報告します。
外勤に慣れるとこの書類の作成がとても苦痛に感じます。さらに同じような書類がたくさんありとてもストレスになります。
しかも、時間をかけて書いた書類もあまり有効活用されず出しっぱなしで終わるケースも多いので、非常に書類関係はストレスになりますね。
またメールもたくさんきます。提出物のメールやら医療情報のメールやら飲み会のメール等です。少し開封を疎かにするとどんどん溜まっていくので、メールが嫌いになります。
営業活動しながら書類を書くという作業は結構大変なことです。他のMRに聞いても書類はホントに多いと口を揃えて言います。
情報の信憑性が低い
MRにとって正しい情報を把握するということは大切なことです。そしてその得た情報を的確に相手に伝える必要があります。
そこでいろんなところから情報を取り入れますがこれが本当に適当な情報であるケースが多いです。
あえて具体的なことを話さないケースも多いですが、知らないから話せないケースも多いと思います。
知らない場合でも知らないとは言わずに適当な答えが返ってくるので本当にストレスになります。
思い込みが強い人が結構多いので確信がない情報も出回ってしまいます。適当な情報は本当にストレスになります。
予期せぬこともおきます
突然やってくることについてですが、ここではストレスになる要因について書きます。
医療機関は突然閉院することがあります。
閉院すると売り上げがかなり減ります。これは本当に対策の方法がありません。自分の売り上げの上位の施設が休業や閉院すると売り上げはガクッと落ちます。
そこで、一応事情を調べる訳ですがなくなったものは返ってはこないので精神的にかなりきます。
このようなことが立て続けに起こると結構トラウマになりますね。起きる確率は低いですが起きてしまうこともあります。
あとは無茶なお願いです。「今日これから○○してもらえる」といきなり言われたりします。
対応できないことも多いのでストレスになるケースもあります。MRの立場はそこまで高くないので、このような問題が発生します。
MRを辞める人も多い
実際にMRを辞める人も少なくないという事実があります。顧客は医師であるため、適当な営業では相手にしてもらえません。
医師は頭の回転が速く、営業する相手としてはかなり厳しい部分も多いです。
また、人間関係のストレスが特に多いのが営業職です。人間関係のストレスはストレスの中でも一番苦しんでいる人が多いストレスです。
このストレスに耐えられない人はMRを辞めてしまいますね。僕のエリアでも配属されて間も無く辞めてしまった人を何人もみてきました。
よく負けず嫌いな人や気の強い人がMRには多いと言われますが、そうでなければ続けることが難しいという現実があります。
辛いことや大変なことでも抵抗なく対応することができたり、過度のストレスがかかっても平常心で仕事をすることができるくらいのメンタルの強さがやはり必要になってきます。
意見の食い違い
これも結構多いですね。
MRはみなさん自分なりの考えがあるので、合わない時はとことん考え方が合わないですね。
自分で考えて行動してきた結果、いつしか自我が強くなってきます。
自分と考え方が似ている人が多ければ仕事がしやすいですが、違う人が多いとどうしてもストレスになってしまいますね。
まとめ
MRのストレスについて書きましたが書ききれないこともまだあります。
今回紹介した内容はなかなかいい方向に考えることが難しいストレスです。
従って、うまく付き合っていくのが大切かと思います。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。ばーい。
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