たまに会話の話題に挙がることがあります。
それが「MRの順位について」です。
今回はこのMRの順位について解説していきます。
1.MRの順位とは
そもそもMRの順位って一体なにかというと答えは得意先の中での格付けです。
全ての得意先がこの格付けを行なっているのかどうかはわかりませんが、実際にMRに対して平等に接しないケースは多いです。
具体的には「面会のしやすさ」や「こちらの話をどこまで聞いてくれるのか」といった営業する上で重要な部分に関わってくることです。
当然ですが、格付けでランクが高ければ有利に営業活動を進めることができるのは間違いありません。
またよく言われることが3番目までに入ることですね。
3番目までに入ることができればかなり有利に営業活動を進めることができます。
2.どのように決めているのか
これは得意先によって様々ですので一概に言えませんが、僕の考えでは得意先がどれだけ必要としているのかどうかで決められているということです。
MRは情報提供することで基本的には得意先に貢献します。
そこで、もちろん情報には質があります。
質の低い情報を提供しても相手にとっては不必要な情報になってしまいます。
これだけでまず格付けができますよね。
いつも不必要な情報ばかり提供してくるMRと有益な情報を提供するMRを比較した場合、もちろんですが、有益な情報を提供してくるMRに面会したいと思うことが普通だと思います。
他にも判断材料はあります。
キャラクター枠とでも名付けましょうか。
よくムードメーカー的な存在っていますよね。
その人がいるだけで雰囲気が明るくなる人のことです。
この枠もあります。
訪問するだけで得意先の雰囲気をよくすることができるので、得意先にとっては必要な存在です。
仕事で疲れた際に訪問することで癒しを提供しているわけですね。
この枠では行事に参加して盛り上げることも求められています。
営業では本来の仕事とは少し違う部分で必要とされることもあります。
ここで、情報提供やキャラクター以外にも得意先が判断する要素があります。
それはこちらが営業したい製品が相手にとって必要であるかということです。
MRであれば自社製品がその得意先に必要であるかということになります。
これがよく言われる製品力です。
製品力のある薬は相手にとって必要とされることが多いので売れます。
営業力のある会社は「製品を正しく使って頂くための指導箋」や「疾患のことがよくわかる資材」を同時に提供しています。
さらに「健康を維持するために役に立つことが書かれた冊子」も発行しています。
営業は製品力を最大限アピールするメガフォンみたいなものだと思います。
3.製品力がなくてもやれることはある
ここで考えて頂きたいことがあります。
それは人によって同じ製品を営業しているのに売れている人と売れていない人になぜ分かれるのかということです。
ここから分かることは製品力だけではないということです。
従って、売れていない人と売れている人で違うことは活動内容ということです。
そして、営業活動次第では3番目までのメーカーに入ることは可能です。
3番目のメーカーに入ることは必須条件ではありませんが、一つの目安として考えてください。
「自分が何を得意先に提供できるのか」、「自分の役割とは一体どんなことなのか」を考えて活動すれば見えてくると思います。
僕も新しく訪問した得意先でこの3番目までのメーカーに入ることができた経験があります。
最初はあまり相手にしてもらえませんでしたが、「現状を分析して自分にできることはどんなことであるか」をしっかり考えて、空いているポジションを狙って活動しました。
自分のポジションを確固たるものにすれば必ず結果がついてきます。
4.仕事を引き受けすぎるのは良くない
得意先の格付けが上がりすぎると良くないことも起きます。
それが仕事の依頼が多すぎることです。
これはありがたいことではありますが、仕事の依頼が多ければ自分はどんどん忙しくなります。
さらにある一定以上売り上げが上がると停滞します。
箱の大きさは決まっているので、限界はありますよね。
このケースでは得意先からの格付けが高いために、仕事の依頼が増えるということが起きます。
相手からしてみれば自分はなくてはならない存在になっています。
もちろん売り上げも大きい為、活動の手を緩めるわけにもいきません。
ただ、時間は限られています。
それではこのようなケースでは、どのように活動していけばいいのかというと、相手に気づかれないように活動の手を緩めることです。
この分かりやすい例は季節です。
冬から夏に季節が一気に変わればすぐに気がつくと思いますが、実際に季節はゆっくりと変わっていきます。
ゆっくりと変わるといつ間にかに変わっているという錯覚に陥ることになります。
少しの変化は気付きにくいですが、積もり積もれば大きな変化となります。
これを利用すれば相手に気付かれずに活動の手を緩めることができます。
少しの変化には気付きにくいことをうまく利用します。
そうすれば時間に余裕ができるので別のことに力を注ぐことができます。
また多少緩めたとしても僕の経験から相手からの格付けはそんな簡単には変わりません。
5.まとめ
得意先はこちらが想像しているよりもいろんな部分を見ています。相手にとって必要な存在になれるようにコツコツと活動することは大切なことだと思います。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。ばーい。
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