MRが必要な時について考えてみます




MRの数は年々減少しておりMRの将来性について不安に感じているMRの方も多いと思います。

MR数は減っていますがなくなることは考えにくいというのが僕の考えです。

そこで今後必要とされるMRやMRの存在が必要な時について考えてみます。

MRの中途採用に関しては大幅に減った

MRといえばMR認定試験に合格していればどの製薬会社にも転職できるという時代が過去にありました。

 

一方で現在はMRの中途求人数自体が少ないので簡単に他の製薬会社に転職することができません。

 

早期退職を実施している製薬会社もあるくらいなのでMRの中途採用の求人数が減ることも納得できますよね。

オンコロジーMRは今後も必要である

オンコロジー領域とは主に抗がん剤をメインに取り扱う領域です。

 

そしてそれを取り扱うオンコロジーMRの特徴は

  • 相当な知識量が必要
  • 卸に行かない
  • 病院が中心

この3つです。

 

まずがんの病態は非常に複雑で理解するのがとても難しいです。従って相当な量の知識を身につける必要があります。

 

次に病院がメインですので朝卸に訪問する必要がありません。用がある時は電話で伝えるのが一般的です。

 

このようにプライマリーMRと比べると少し仕事のスタイルが違います。オンコロジーMRは豊富な知識と経験で先生の診療をサポートする存在です。

 

抗がん剤は投与方法によって効果や副作用が変わってくる非常にデリケートな薬剤です。

 

その全てを先生は把握できないため困った際に頼りにするのがオンコロジーMRになります。

 

従って先生にとってなくてはならない存在がオンコロジーMRなのです。

 

オンコロジーMRは非常に専門性が高くMRらしい仕事ができるのが特徴ですね。

プライマリーMRも必要だが数は必要ない

プライマリーMRも先生にとってはなくてはならない存在ですがそこまでの数は必要ありません。だからMR数が減ってきています。

 

以前に比べて治療方法が確立した領域が増えていますのでMRの情報提供が必要となるケースが減っています。

どんな時にMRは必要になるのか

MRの将来性を考える上でMRが必要な時を考えれば想像しやすいと思います。

 

そこで製薬会社と医療機関という2つの視点からMRの必要性について考えてみます。

製薬会社側から

製薬会社はMRをどんな存在だと考えているのかというと薬を普及させる存在と考えています。

 

結局企業は利益を出さないと成り立たないので製薬会社はMRのことを数字を作る存在と考えています。

 

実際に研修でも「どのようなアプローチをすれば売れるのか」や「売れない理由を考えてみたり」となんだかんだ言って製薬会社は薬を売ることを第一に考えています。

 

薬を売る過程に医療に貢献するという段階があるだけでMRのエンドポイントは薬を売ることです。

 

従ってMRがいることによって薬の売り上げが上がるならば製薬会社にとってMRは必要な存在になります。

 

現状MRが営業することで薬は売れていますので製薬会社からMRという職業はなくなることは考えにくいですね。

 

ただ売り上げを上げることができないMRは製薬会社にとって必要ないのでMR数は減っているのだと思います。(以前は儲かっていたため売り上げを上げることができないMRも雇う余裕があった)

 

今は以前ほど利益を確保できないので結構この辺はシビアですね。

 

もしもMRよりも売り上げを上げることができる何かが出てくれば状況は変わると思います。

医療機関側から

MRの顧客である医療機関にとってMRは必要なのかということが大事ですよね。

 

需要がなければ成り立たないので医療機関にとってMRが必要な時とはどんな時かを考えてみたいと思います。

 

医療機関にとってMRが必要な時

 

  • 薬の情報提供をしてくれる
  • 弁当を持ってきてくれる
  • 行事のスポンサー
  • プライベートに付き合ってくれる
  • 講演会の案内をしてくれる
  • 文献を調べてくれる
  • 講演会を企画してくれる

僕がMRをしていて必要だと感じたのはこんなところです。

薬の情報提供をしてくれる

医師や薬剤師にとって最も重要な情報は薬の情報です。従ってMRの薬の情報提供は非常にニーズが高いです。

 

しかし薬の情報はインターネットなどMR以外からも手に入れることができます。

 

従って分かりづらい情報提供をしたり役に立たない情報を提供したりするMRは医療機関にとっては必要ない存在になります。

 

ただ自分で調べるとなると手間と時間がかかるのでMRに質問して解決するならばそれが理想だと思います。

 

だから有益な情報を提供してくれるMRは今後も必要になります。

話をする相手

意外とニーズが高いのがこれです。

 

「医療に関する話」「趣味の話など」仕事に関係がある話題もあれば仕事とは全く関係ない話題も中にはあります。

 

人と話をするのは楽しいですから話をする相手としてのニーズもMRにはあると思います。

 

弁当を持ってきてくれる

MRは説明会の際に弁当を持っていきますがこの弁当がかなり医療機関には好評です。一個2000円の弁当なんて普通食べることができないですからね。

 

しかもMRが持ってきてくれるのでそれも医療機関にとってはありがたいことです。

行事のスポンサー

最近は減ってきましたが行事をする際にMRにスポンサーになってもらうことも結構ニーズが高いです。

 

金銭面と行事の運営を主にMRに期待しています。スポンサーであるMRの会費は少し高めに設定してあります。行事の幹事もMRに代行してもらうケースもあります。

 

個人的にはこれはかなりニーズが高いと思います。もしMRがいなければ自分でやるか業者に頼むかの2択になります。

プライベートに付き合ってくれる

僕もマラソンを一緒に走ったりゴルフしたり釣りに行ったりと様々な先生のプライベートに付き合っていました。

 

誘いがくるということはそれなりにニーズがあるということです。

講演会の案内をしてくれる

講演会は最新の薬の情報を手に入れる貴重な機会ですし医者同士が話をする場でもあります。

 

従って医師にとって講演会の誘いはニーズが高いですね。ただ講演会の数が多いので医療関係者の参加率が悪いだけです。

5-2-6.文献を調べてくれる

文献は慣れていないと調べるのが少し大変です。そこで医師はMRに興味のある文献の提供を依頼します。

 

さらに新しい情報が欲しい時に文献を検索しても欲しい情報がないケースもあります。

 

もし仮に先生がこの作業をした場合かなり時間の無駄になります。そこでMRに依頼して欲しい情報があるかどうかを調べてもらうこともたまにあります。

5-2-7.講演会を企画してくれる

これも需要があります。

 

5人程度の小さい規模の講演会は基本的にはMRが企画と運営をします。地域医療の連携を目的に小グループを作ることは結構好評でした。

 

「この疾患の患者さんが来たら〇〇先生の所に紹介しますね」みたいな感じで開業医の先生のコネクションを作る機会を増やすことは大切と感じました。

MRが不要と言われる理由

ここまで製薬会社側からと医療機関側からの2つの視点でMRの必要性について書いてきましたが最後に両者の事情を加味してMRの問題点について考えてみます。

 

まず医療機関側からすればMRの嫌なところはしつこい営業をしてくるということが挙げられます。「使ってください」と言われ続けるのは非常に嫌なことです。

 

ただこの営業的要素は製薬会社側からすれば仕方がないことです。理由は薬を普及させて利益を確保しなければならないからです。

 

次に優秀なMRが担当の場合そのMRの会社の製品を使いたくないが使わなければならないことも挙げられます。

 

優秀なMRは医療機関にとって大切なパートナーです。

 

従ってその恩恵を受ける為に医療機関はMRの数字になるように薬を処方する場合もあります。

 

実際に僕も正直他メーカーの製品の方が優れている場合でも自社製品を営業力だけで使ってもらっていたことがあります。

 

この営業に乗っかってしまうことが嫌だという考えからMRに面会しない先生がいらっしゃるのも事実です。

現状MRはどうすればいいのか

MRに関して良くない噂が流れているので将来を不安に思っているMRも多いと思います。

そこで僕の考えをご紹介します。

  • 無駄な時間は過ごさない
  • スキルを身につける
  • 転職も視野に入れる
  • 体を鍛える

MRという職業が仮になくなっても(ほぼない)他の仕事で通用するビジネススキルがあれば問題ありません。

 

MRは営業の中でも難しい部類に入りますのでしっかりと結果を出してそれなりのスキルを身につけておけば他の仕事でも十分通用します。

 

そのためにも無駄な飲み会や付き合いには行かずに自分の時間をしっかりと確保する必要があります。

 

飲み会や付き合いが楽しければいいですが惰性での参加は時間の無駄ですので必要性を見極めてください。

 

またどの仕事にも共通することですが体力の維持は大事です。毎日少しの時間でも大丈夫ですので体を鍛えて体力をつけてください。ちなみに僕のオススメは水泳です。

 

どうしてもMRの将来が不安という方は転職するのもいいと思います。じっくりと自分の将来について考えてみましょう。

 




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