製薬会社は今後どうなるのかー将来性について考えてみますー




今回は製薬会社の将来性について書いていきます。

現在MRの数が減少している関係で製薬会社の経営が厳しい状況であるということはご存知の方も多いと思います。

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1.なぜ経営が厳しいのか

これにはいくつかの理由が考えらます。

製薬会社の経営が厳しい理由

  • 新薬を出しにくい
  • 後発品の使用が促進されている
  • 長期収載品目の売り上げが大きい

僕の考えではこんなところです。

一つ一つ解説していきます。

1-1.新薬を出しにくい

そもそも新薬を発売すること自体が難しいのです。

さらに市場には有効な薬剤が多く出回っているため、これからの新薬に求められることは以前よりも多くなってきています。

既存品で解決できない要素があったりしないと新薬とはいえなかなか受け入れてもらえません。

効果、副作用、アドヒアランス、剤型などを中心に既存品よりも画期的な部分がないと厳しいわけです。

また、最初に発売した薬はやはり売れます。

今まで有効な薬が少なかった領域に初めて有効な薬が出た場合は爆発的に売れます。

そして、似たような薬がその後、発売されますが、やはり明確な差別化のポイントがないと最初に出た薬が使われます。

それだけ最初に出すということは大きなアドバンテージです。

最初に発売された薬はデータの量も多いし、使う先生も多いので、トレンドにもなります。

トレンドになった薬はどんどん普及していきます。

この牙城を崩すのはなかなか厳しいですよね。これは僕の経験からも最初に出た薬は売れるのは間違いないと言えます。ただし、それなりに期待されていた薬に限りますけどね。

ゆえに、新薬が昔よりも出にくい状況になっていて開発する難しさも上がっていることから新薬が出にくいです。

補足
利益が確保できない薬剤は製薬会社単独では開発しません。

1-2.後発品の使用が促進されている

これは国の方針で「後発品の使用率を80%まで上げる」という目標が掲げられています。

後発品は価格が安く先発品と同等の効果を発揮するので医療費の削減には必要不可欠なものです。

また診療報酬の観点からみても後発品を使えば薬局や医療施設にメリットがあるようになってきています。

だから後発品を使わない方がデメリットが大きい時代になってきています。

国の政策ですのでMRがどうこうできる問題ではありません。後発品に変わるのは仕方のないことです。

1-3.長期収載品の売り上げが大きい

先発メーカーであれば新薬を継続的に開発しなければ利益の確保が難しくなります。

しかし実際には特許が切れた薬剤である長期収載品目が会社の利益の大半を占めています。

ただこの長期収載品目は薬価がとても安いです。また、特許が切れているため徐々に後発品に変わっていきます。だから今後、利益が減ることはあっても増えることはまずありません。

この長期収載品目の割合が大きい製薬会社も意外と多く存在します。

薬の特許はいずれ切れるので継続的に新薬を出していかないと先発メーカーは利益を確保することが難しくなってきます。

これが現在起きている現象です。そこで新薬が出ないメーカーはジェネリック医薬品を扱ったりするわけですね。

新薬が出ない先発メーカーは将来性に関しては黄色信号ということです。

もちろん自社開発品がなくても導入するという手がありますので、新薬を出すことはできます。

導入品というのはすでにある薬剤を導入することしかできないため会社の方向性と合うような製品があればいいですが、ないことも考えられます。

補足
導入品目は利益率が低いのも特徴です。利益率が高いのは自社開発品です。

実際に、自社が強くない領域の薬剤を導入するようなケースも多くあります。これはMRにとってはかなり大変なことです。

知らない領域に参入することは大変だけれどもMRはやるしかないということですね。

まとめると、長期収載品目の占める割合を減らして、新薬の割合を増やして利益を拡大していくのが製薬会社にとっては理想の展開となります。

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2.経営が厳しくなった場合はどうするのか

会社ですのですぐに経営は厳しくはなりません。

しかし、厳しくなるタイミングはあります。

それは「主力製品の特許切れ」「期待された新薬の売り上げ」を見れば大体わかります。

主力製品の特許切れ
主力製品というのは会社の売り上げの核となる製品のことです。この主力製品の特許が切れると会社の売り上げは大幅に落ちます。
期待された新薬の売り上げ
期待された新薬というのは製薬会社が発売前に売れると見込んだ製品のことです。開発段階でおおよその売り上げは予想できます。あとはそのシミュレーション通りに売れるかどうかですが、思った程売り上げが伸びないということも実際にあります。

まず、薬というのは「❶一つの施設で多く処方される薬」「❷幅広い施設で処方される薬」があります。

一つの施設で多く処方される薬剤は後発品に一括で切り替えられた場合、売り上げがガクッと下がります。

それに対して幅広い施設で処方されている薬剤に関しては少しずつ後発品に切り替わっていくため売り上げは緩やかに下がっていきます。

どの製薬会社にも主力製品は必ずあり、この主力製品の特許切れというのは製薬会社にとっては大きなイベントです。

それを補う何かがないと利益の確保は難しくなります。

具体的には、「有望な新薬を出す」または「既存品の売り上げを上げる」のいずれかの対策をしないと利益の維持は難しくなります。

そして利益の維持が難しくなった場合は、

  • MRを減らして規模を縮小する
  • 製薬会社同士で合併する
  • 他の製薬会社に吸収される

などの対策をしないと事業を存続できなくなってしまいます。

ただ、既存の医薬品を供給しなければならないので、潰れるということは考えにくいです。

だから事業を残したまま経営する状態が変わることが推測されます。

過去にも合併や吸収は多く行われてきました。

有名なところだとアステラス製薬は山之内製薬と藤沢薬品工業が合併してできた会社ですし、ファイザーは多くの製薬会社を吸収しています。

また、ある事業を手放すというやり方もあります。

例えば、「〇〇領域を手放す」といったような形です。

そして、これら全てに言えることは確実に人員削減があるということです。そうでないと合併するメリットがあまりないですからね。

一人当たりの生産性が増すように合併するわけです。

結論としては経営が厳しくなった場合、「医薬品の供給は維持されること」「社員は減る」ということの2点は間違いないと僕は考えてます。

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3.まとめ

製薬会社は医薬品という絶対的なニーズがある製品を開発、販売してますので、比較的安定な会社です。ただ先発メーカーが存続していくためには新薬を開発し続けるしかないので厳しさは今後増すと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。ばーい。

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製薬会社の営業(MR)をやっていました。自分の興味があることを発信したくてこのブログを作りました。 楽しんでください!!