MRの将来性について予想してみます




MRの数は年々減少しており、MRの将来性について不安に感じているMRの方も多いと思います。

そこで、今後必要とされるMRやMRの存在が必要な時について考えてみます。

1.中途採用に関しては大幅に減った

MRといえばMR認定試験に合格していればどの製薬会社にも転職できるという時代が過去にはありました。

しかし、それは過去の話で、現在は求人数自体が少ないので、簡単に他の製薬会社に転職することができません。

早期退職を実施している製薬会社もあるくらいなので、求人数は減りますよね。

従って、MRからMRへの転職はある領域を除いては結構ハードルが高いです。

その「ある領域」とはオンコロジー領域です。

2.オンコロジーMRは今後も必要である

オンコロジー領域とは主に抗がん剤をメインに取り扱う領域です。

そしてそれを取り扱うオンコロジーMRの特徴は

  • 相当な知識量が必要
  • 卸に行かない
  • 病院が中心

この3つです。

まず、がんの病態は非常に複雑で、理解するのがとても難しいです。従って、相当な量の知識を身につける必要があります。

次に病院がメインですので、朝卸に訪問する必要がありません。用がある時は電話で伝えるのが一般的です。

このようにプライマリーMRと比べると少し仕事のスタイルが違います。

オンコロジーMRは豊富な知識と経験で先生の診療をサポートする存在です。

抗がん剤は投与方法によって効果や副作用が変わってくる非常にデリケートな薬剤です。

その全てを先生は把握できないため、困った際に頼りにするのがオンコロジーMRになります。

従って、先生にとってなくてはならない存在がオンコロジーMRなのです。

オンコロジーMRは非常に専門性が高く、MRらしい仕事ができるのが特徴ですね。

3.プライマリーMRも必要だが、数は必要ない

プライマリーMRも先生にとってはなくてはならない存在ですが、そこまでの数は必要ありません。

だから、数が減ってきています。

プライマリーMRは情報提供をしながら薬を売っていくという色が強いのに対してオンコロジーMRは純粋に情報提供をして医療に貢献するというイメージだと思います。

4.オンコロジーMRになる条件

転職してオンコロジーMRを目指す上での条件は

  • 基幹病院を担当した経験
  • 新薬の経験

この2つです。この理由は抗がん剤は大きな病院がメインになりますので、病院の担当経験は必要です。

また、これからもオンコロジー領域の新薬は多く発売されますので新薬に携わった経験は必要かと思います。

5.どんな時にMRは必要になるのか

MRの将来性を考える上で、MRが必要な時を考えれば想像しやすいと思います。

そこで、製薬会社医療機関という2つの視点からMRの必要性について考えてみます。

5-1.製薬会社側から

製薬会社はMRをどんな存在だと考えているのかというと薬を普及させる存在と考えています。

結局企業は利益を出さないと成り立たないので、製薬会社はMRのことを数字を作る存在と考えています。

実際に研修でも「どのようなアプローチをすれば売れるのか」や「売れない理由を考えてみたり」となんだかんだ言って製薬会社は薬を売ることを第一に考えています。

その過程で医療に貢献するという段階があるだけでMRのエンドポイントは薬を売ることです。

従って、MRがいることによって薬の売り上げが上がるならば製薬会社にとってMRは必要な存在になります。

現状、MRが営業することで薬は売れていますので、製薬会社からMRという職業はなくなることは考えにくいですね。

ただ、売り上げを上げることができないMRは製薬会社にとって必要ないので、MR数は減っているのだと思います。

以前ほど、利益を確保できないので、結構この辺はシビアですね。

もしもMRよりも売り上げを上げることができる何かが出てくれば状況は変わると思います。

5-2.医療機関側から

MRの顧客である医療機関にとってMRは必要なのかということが大事ですよね。

需要がなければ成り立たないので、医療機関にとってMRが必要な時とはどんな時かを考えてみたいと思います。

医療機関にとってMRが必要な時

  • 薬の情報提供をしてくれる
  • 弁当を持ってきてくれる
  • 行事のスポンサー
  • プライベートに付き合ってくれる
  • 講演会の案内をしてくれる
  • 文献を調べてくれる

僕がMRをしていて必要だと感じたのはこんなところです。

5-2-1.薬の情報提供をしてくれる

医師や薬剤師にとって最も重要な情報は薬の情報です。従って、MRの薬の情報提供は非常にニーズが高いです。

しかし、薬の情報はインターネットなどMR以外からも手に入れることができます。

従って、分かりづらい情報提供をしたり、役に立たない情報を提供したりするMRは医療機関にとっては必要ない存在になります。

ただ、自分で調べるとなると手間と時間がかかるので、MRに質問して解決するならばそれが理想だと思います。

5-2-2.話をする相手

意外とニーズが高いのがこれです。「医療に関する話」、「趣味の話など」仕事に関係がある話題もあれば仕事とは全く関係ない話題も中にはあります。

人と話をするのは楽しいですから、話をする相手としてのニーズもMRにはあると思います。

5-2-3.弁当を持ってきてくれる

MRは説明会の際に弁当を持っていきますが、この弁当がかなり医療機関には好評です。一個2000円の弁当なんて普通食べることができないですからね。

しかもMRが持ってきてくれるのでそれも医療機関にとってはありがたいことです。

5-2-4.行事のスポンサー

最近は減ってきましたが、行事をする際にMRにスポンサーになってもらうことも結構ニーズが高いです。

金銭面行事の運営を主にMRに期待しています。

スポンサーであるMRの会費は少し高めに設定してあります。

また、行事の幹事もMRに代行してもらうケースもあります。

個人的にはこれはかなりニーズが高いと思います。

もしMRがいなければ自分でやるか業者に頼むかの2択になります。

5-2-5.プライベートに付き合ってくれる

僕もマラソンを一緒に走ったり、ゴルフしたり、釣りに行ったりと様々な先生のプライベートに付き合っています。

誘いがくるということはそれなりにニーズがあるということです。

5-2-6.講演会の案内をしてくれる

講演会は最新の薬の情報を手に入れる貴重な機会ですし、医者同士が話をする場でもあります。従って、医師にとって講演会の誘いはニーズが高いですね。

ただ、講演会の数が多いので、医療関係者の参加率が悪いだけです。

5-2-6.文献を調べてくれる

文献は慣れていないと調べるのが少し大変です。そこで、医師はMRに興味のある文献の提供を依頼します。

6.MRが不要と言われる理由

ここまで製薬会社側からと医療機関側からの2つの視点でMRの必要性について書いてきましたが、最後に両者の事情を加味してMRの問題点について考えてみます。

まず、医療機関側からすれば、MRの嫌なところはしつこい営業をしてくるということが挙げられます。

「使ってください」と言われ続けるのは非常に嫌なことです。

ただ、この営業的要素は製薬会社側からすれば仕方がないことです。理由は薬を普及させて利益を確保しなければならないからです。

次に優秀なMRが担当の場合、その会社の製品を使いたくないが使わなければならないことも挙げられます。

優秀なMRは医療機関にとって大切なパートナーです。従って、その恩恵を受ける為に医療機関はMRの数字になるように薬を処方する場合もあります。

実際に僕も正直他メーカーの製品の方が優れている場合でも自社製品を営業力だけで使ってもらっています。

この営業に乗っかってしまうことが嫌だという考えからMRに面会しない先生がいらっしゃるのも事実です。

7.現状MRはどうすればいいのか

MRに関して良くない噂が流れているので将来を不安に思っているMRも多いと思います。

そこで、僕の考えをご紹介します。

  • 無駄な時間は過ごさない
  • スキルを身につける
  • 転職も視野に入れる
  • 体を鍛える

MRという職業が仮になくなっても他の仕事で通用するビジネススキルがあれば問題ありません。

MRは営業の中でも難しい部類に入りますので、そこで、しっかりと結果を出してそれなりのスキルを身につけておけば他の仕事でも十分通用します。

そのためにも無駄な飲み会や付き合いには行かずに自分の時間をしっかりと確保する必要があります。

飲み会や付き合いが楽しければいいですが、惰性での参加は時間の無駄ですので、必要性を見極めてください。

また、どの仕事にも共通することですが、体力の維持は大事です。毎日少しの時間でも大丈夫ですので、体を鍛えて体力をつけてください。

ちなみに僕のオススメは水泳です。

どうしてもMRの将来が不安という方は転職するのもいいと思います。

じっくりと自分の将来について考えてみましょう。




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ABOUTこの記事をかいた人

L

製薬会社の営業(MR)をやっていました。自分の興味があることを発信したくてこのブログを作りました。 楽しんでください!!