MRから転職することを考えている人の中には「MRからの転職を成功させるにはどう行動すればいいのかな」という疑問を抱えている方もいらしゃると思います。
そこで今回はMRからの転職で成功する人の特徴と失敗する人の特徴を紹介します。
Contents
転職が成功するとは
まず転職が成功したというのはどんなケースでしょうか。
- どこでもいいから内定が取れれば成功なのか
- 前職よりも年収が上がれば成功なのか
- やりたい仕事ができるようになれば成功なのか
などひとえに転職の成功といっても色んな成功があります。そしてこれらのケースは全て成功だと思います。
結局のところ自分が「転職してよかった」と思えればそれは転職の成功です。
逆に言えば「転職しなければよかった」と思ってしまったらそれは転職の失敗になります。
MRからの転職で成功する人
MRからの転職で成功する人にはいくつか共通点があります。以下の通りです。
- 転職する目的が明確である
- 理想を追いすぎない
- MRとして結果を残している
- 転職先が決まるまでは会社を辞めない
- 精神が病んでいない
- 転職サイトを選んでいる
です。
転職する目的が明確である
なぜMRから転職したいのかが明確な人は自然に転職する目的も決まってきます。転職する目的が決まれば転職先もある程度決まってきます。
例えば全国転勤をどうしても受け入れられないから製薬会社のMRから転職したい場合転職先の求人の条件は全国転勤がないこととなります。
またやりたい仕事が決まっている場合も転職先がある程度決まってくるので転職活動は成功しやすいです。
こんな感じで転職する目的をまずはっきりさせることがMRからの転職を成功させる上では大切になってきます。
一番避けなければならないのはなんとなく今の会社を辞めたいと思って転職活動をすることです。
実際に今の仕事や会社が嫌だから転職したいと思っている方もいらっしゃると思います。ただ漠然とした転職理由しかないと転職は失敗する可能性が高いです。
なぜならばこのケースでは何を転職によって解決したいのかが明確になっていないのでいい転職先に出会えない可能性が高くなるからです。
だから今の仕事や会社が嫌だから転職したいという方はなぜ嫌なのかを徹底的に自問自答してください。
理想を追いすぎない
せっかく転職するのだからいい会社に転職したいということは転職希望者であれば誰もが思います。ただ全てを叶えてくれるような完璧な会社など存在しません。
だから自分の中で妥協できる点と妥協できない点をしっかり設定しておく必要があります。
そしてその基準を満たすような会社があるのかどうか転職活動を始める前にリサーチした方がいいです。
リサーチした結果「もう少し理想を求めても大丈夫かな」と思うこともあると思いますし逆に「妥協ポイントをもっと増やさないと求人がないな」となることもあります。
従って転職活動を始める前にどんな会社の求人があるのかについてのリサーチは絶対にやった方がいいです。
MRとして結果を残している
転職先に関わらず転職活動の際に自分をアピールする材料はMR活動の実績になります。だからMR活動の実績が優れている方が希望した会社の内定を取りやすくなります。
特に人気がある会社は社会人になってからの実績を評価する傾向があるのでMR活動で実績を残していることは転職を成功させる上で重要になります。
そこでどんな実績が中途採用で評価されるのかを書いていきます。ちなみに受ける会社(職業)によってどの実績を評価はするのかは少し異なります。
評価されるMR職の実績
- 予算達成率が高い
- 講演会などのイベントの企画と運営の経験
- 基幹病院や大学病院の担当経験
- 新薬の販売経験
- 後輩指導
- ピンチを乗り切った経験
- 周りを巻き込んだ経験
こんな感じですね。
なんといっても予算達成率は高い方が絶対にいいです。
あとは医療関係者を相手にする職業に転職するのであれば基幹病院や大学病院などの病床数の大きい病院(400床以上)の担当経験と新薬の販売経験はかなり評価されます。
またこれはどの職業にも言えることですがピンチの乗り切った経験や周りを巻き込んた経験は評価されます。
ただ中にはMRとしての実績に自信がない方もいらっしゃると思います。
そのような方はまずMRとしての成功体験を作りましょう。面接で話せるような成功体験を作っておかないと転職活動は厳しいと思います。
そこでおすすめの成功体験は新規採用のエピソードと処方の増量のエピソードです。
MRの営業活動では真剣に取り組めば製品力がない薬以外なら売り上げは確実に上がります。
どの製薬会社にも1つくらいは製品力がある薬があると思うのでそれを徹底的にPRすれば成功体験は誰でも作れます。
▼MR営業のコツに関してはこちらも参考にしてください。
個人的な意見になりますがMRとして実績を残せていない場合どうしても転職しなければならないケースを除いては転職することは控えた方がいいです。
というのもMRとしての実績がない場合優良企業に転職しにくいからです。優良企業は人気があるのでしっかり自分をアピールできないと落とされる可能性があります。
転職先が決まるまでは会社を辞めない
転職先が決まるまでは今の会社は辞めない方がいいです。これにはいくつか理由があります。
- いい転職先が見つからない場合もある
- 会社を辞めてしまうと選考で不利になる
- 余裕がなくなる
いい転職先が見つからない場合もある
まず転職活動をしてみたものの「イマイチいい会社がないから今の会社でやっぱり働こう」となる場合や「希望した会社の内定がもらえなかったから今の会社でやっぱり働こう」となるケースは意外と多いです。
転職活動してみると「今の会社の労働環境はなかなかいいな」と改めて気づく場合もあります。
また純粋に転職先が見つからない場合(内定がもらえない場合)は今の会社で働くしかありません。
このようなケースが転職活動においては頻繁にあるので絶対に会社は辞めない方がいいです。
会社を辞めてしまうと選考で不利になる
会社を辞めてから転職活動した方が時間もいっぱいあるから上手くいくのではないかと思われる方もいらっしゃると思いますがそんなことはありません。
会社に勤めつつ転職活動をしている人の方がなぜか好まれます。
おそらくですが「転職先が決まっていないのになぜ会社を辞めたの?」と思われてしまうのでしょう。
もちろん辞めてからでも転職はできますが不利にはなります。
余裕がなくなる
会社を辞めてしまうと早く就職先を見つけれなければならないと焦ります。
焦るとミスも増えますので上手くいくはずの面接でもミスをしてしまう可能性も否定できません。
また余裕がなくなると負のオーラを身に纏ってしまうこともあります。この負のオーラは相手に悪影響をもたらします。
精神が病んでいない
精神が病んでいると転職活動は成功しません。だから今の会社でメンタルがやられている場合は転職活動をするのではなくて休職をした方がいいです。
転職はそれなりにパワーを使うので体調をまず万全にする必要があります。
転職サイトを選んでいる
転職サイトはたくさんあります。そして転職サイトの中には特定の会社や職業に特化した転職サイトもあります。
まず転職先がある程度決まっている場合はその転職先に強い転職サイトを使った方がいいです。
一方で転職先が決まっていないのであれば複数の転職サイトを利用してみて複数の転職エージェントにキャリアの相談をした方がいいです。
転職エージェントの中には求職者のことをあまり考えず自分都合の求人を紹介してくる人もいます。
ですので複数の転職エージェントに相談するのは転職活動を成功させるには不可欠です。
転職活動をする上での注意点
一番伝えたいことは転職を考えていることを周りに言わないということです。仮に絶大な信頼がある先輩、同期、後輩でも絶対に言わない方がいいです。
万が一転職する意向が会社にバレると色々とめんどくさいし転職活動が上手くいかないこともあります。
また転職しようかどうかの相談も会社の人にはしない方がいいです。
会社にいる人に転職しようか迷っていると相談したところで返ってくる答えは「絶対に転職はやめた方がいい」しかありません。
この理由はその会社で働いている以上いいと思って働いているわけなので相談したところで「転職はやめた方がいい」と言われるだけだからです。
MRからの転職で失敗する人
基本的にはMRからの転職で成功する人の特徴の逆になります。ただ特に当てはまるのが転職の動機の大半が今の会社を辞めたいになっている人です。
この場合結局今の会社を辞めることに注力しているのでいい転職先に就けない可能性が高くなってしまいます。
あとはスキルや能力ですね。第二次新卒を除けば会社が中途採用に期待することは即戦力として活躍してくれることです。
ですので転職先の会社である程度は活躍できるスキルや能力がないと転職できない可能性もあります。もちろん求めるスキルや能力は会社によって違います。
人間関係のトラブルはどこの会社でもありうる
転職理由が人間関係のトラブルであればそれは仮に転職したとしてもなくならない可能性が高いです。
なぜならばどんな会社にも自分と合わない人がいるからです。
万人と合う人はいないのであまり他人に期待せずなるべく自力でやれることはやって上手く立ち回っていく方がいいですね。
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