MRになると身につくスキルについて今回は解説していきます。
よくMRは他の業界では通用しないなどと言われますがそれは製薬業界が少し特殊であるからだと僕は思います。
実際に僕がMRになって身についたスキルについてご紹介します。
Contents
1.MRに限ったことではないお話
まず仕事をしているとそれに必要なスキルがどんな仕事であれ身についていくと思います。
この身ついたスキルは
「今の仕事でしか利用できないスキルなのか」
それとも
「他でも利用できるスキルなのか」
の2つに分けることができます。
2.MRで身につく他の業界でも通用するスキル
MRは営業職ですので、身につくスキルは営業のスキルが主なものです。
リストアップすると
MRのスキル
- プレゼン
- マナー
- 計画を立てる力
- 対処する力
- 決断力
- 営業のマインド
こんな感じです。
これらのスキルはMRをしていれば確実に身につきますし、他の仕事でも利用価値が高いです。
順次解説していきます
2-1.プレゼン
MRは説明会といって自社製品のプレゼンをする機会が多くあるのでプレゼンスキルは身につきます。
僕はMRになるまでプレゼンの経験はほとんどなく、プレゼンに対してもあまりいい印象は持ってませんでした。
「大勢の前でプレゼンするのはちょっと嫌だな」なんて思っていましたね。
しかし、研修が始まると毎日のように何回もプレゼンの練習をします。
スライドを見た瞬間に何を話せばいいのかもわからずたまに止まってしまったこともありました。
その度に「このスライドで話すことはこれだった」と復習していました。
そこで始めたことがスライドごとに話すことについてまとめたメモの作成です。
1枚のスライドで話すべき内容を書いておいて忘れたら見返すといった形で最初は覚えていきました。
これを繰り返していくうちに未熟ながらも一応プレゼンができるようになりました。
多くの人の前で話すこともプレゼンが形になってからは緊張しなくなりました。
プレゼンで緊張しやすい人は人前で話す練習の前にまずプレゼンの完成度を上げてみてください。
少し緩和されると思います。
2-2.マナー
ビジネスマナーは社会人になればどんな職業でも身につきますが、特に営業職の場合、細かいビジネスマナーが身につきます。
医療機関に訪問するのでこのビジネスマナーがしっかりしていないと信頼どころか面会すらできないなんてこともあります。
メールの送り方や話し方などいろんなビジネスマナーが身につきます。
最初はこんなことまで意識しなければならないのかと思ったことも多かったですが、次第に慣れていきます。
自分以外のMRも当然このようなビジネスマナーを意識してMR活動をしています。
逆にマナーが守れないと悪い意味で目立ってしまうのでビジネスマナーに関してはすごく身につくと思います。
2-3.計画を立てる力
毎日自分で計画を立てて医療機関に訪問するのでこの計画を立てる力は身につきます。
また計画から逆算して行動するスキルも身につきます。
例えば、「ここに何時に訪問するためにはこの時間に出ないと間に合わないと」逆算して行動できるようになります。
何事もなくいけば苦労はしませんが、渋滞にハマってしまったりして少し予定より時間が多くかかってしまうこともあります。
このような事態をある程度想定して余裕を持った計画の立て方が身につくと思います。
どんなに想定していても想定しきれないのが現実ですので、必ずフリーな時間を作るように僕は心がけています。
2-4.対処する力
MRにトラブルはつきものです。
結構理不尽なことも多くあります。
事前にこのトラブルを回避することに全力を注ぎますが、それでもトラブルは発生します。
そこでトラブルに対処する力が身につきます。
起きてしまったトラブルは自分の力でなんとかしなければなりません。
一つ一つクリアしていく上で結構このトラブルに対処する力は身につくと思います。
2-5.決断力
MRは基本的に一人ですので自分一人で多くことを決めなければなりません。
その責任ももちろん自分にあります。
あまり時間もかけられません。
毎日いろんな決断をしている内にこの決断力が身についてきます。
「どの選択をすればいい結果が生まれるのか」
「この選択だけはしてはいけない」
など、自分なりのマニュアルが出来上がります。
適切な選択は人によって違いますので、自分がうまく立ち回れる選択をすることが大切です。
この決断力はMRをしていれば身につきます。
2-6.営業のマインド
営業職は会社の運営のために利益を確保することを求められています。
この利益がないと製薬会社は研究開発ができなくなります。
そこで、営業は利益を確保するために経費を使って自社製品の普及に努めるわけです。
だから、「利益を確保するんだ」というマインドは営業職をしていればだんだんと理解することができます。
僕も営業職になる前はこの考え方があまり好きではありませんでした。
営業職になる前は押し売りみたいなことをするのかと思っていましたが、それなりの価値を提供できれば押し売りにはならないのかなとMR活動をしていく中で少しずつ考え方が変わっていきました。
3.スキルは他でも利用できるように育てていく
僕が大切だと思うことはその場限りのスキルにしないことです。
プレゼンを例にとってみればその製品でしか使えないスキルもあれば別の製品でも使えるスキルもあります。
MRとして成長していくためにはいろんな場面で利用できるスキルを増やしていくことだと思います。
この得意先には通用したけど別の得意先ではあまり通用しないという状況になった際に営業の引き出しが多ければ多い程、対応できると思います。
経験を積めば営業の引き出しの数は増えていきます。
ベテランMRの強みはこの経験が豊富にあることだと僕は思っています。
だからどんどん経験を積んでいってくださいね。
4.まとめ
MRで身につくスキルは多くあります。学べる時にたくさん学んでいってくださいね。量より質という言葉がありますが、量をこなさないと質については判断しにくいと思うのでまずは量というのが僕の考えです。それから質に関して意識すればいいと思います。お疲れ様でした。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。ばーい。
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