MRが売り上げを伸ばすには相手をリードする




営業は基本的には相手に合わせることが大切です。

しかし相手に合わせてばかりでは爆発的な売り上げを上げることは難しいですし仮にできたとしても多くの時間がかかってしまいます。

そこで今回は相手をうまくリードして売り上げを伸ばす方法について書いていきたいと思います。

コース料理

突然ですがみなさんはディナーに行った際にコース料理を頼みますでしょうか。僕はたまに頼みます。

 

コース料理の構成はいろんなことが考えられています。料理を美味しく食べて頂くための順番や相性が考えられています。

 

料理は組み合わせ次第で美味しさが何倍にも増幅します。だからコース料理は非常に満足度が高いわけですね。

 

具体的には最初に前菜が出てきて食欲をそそり次にメインディッシュがきてお腹を満たす最後はデザートで締めるというのがコース料理の大まかな流れです。

 

ゲストである我々がすることは

  • どんなコースがいいのかを選択すること
  • 料理に出てくる料理を食べること
  • 料金を払うこと

です。

コース料理というのはコースを決めてしまえば食事が順番に出てくるためこちらとしてはメニューを一つ一つ選ぶ必要はありません。従って出てくる食事を楽しむことに集中することができます。

 

コース料理はボリュームも満点ですし何よりそれぞれの料理を美味しく頂くことができるように順番も考えられています。

 

出てくる料理もお店の中で人気のある一品やお店イチオシの一品が含まれていますのでゲストである我々はとても満足して帰ることができるわけですね。

 

ホストであるお店側としてもコースを予約して頂ければある程度の収益が見込めますしゲストであるお客さんに食べて欲しい料理を提供することができますこのようにコース料理というのはいろんなことが事前に考えられています。

 

ゲストである我々はホストであるお店が敷いたレールをたどっていけば満足というゴールに簡単に辿り着くことができます。

 

学生の時はコース料理はほとんど食べたことがありませんでしたが社会人になって食べる機会が増えてから僕はたまにコース料理を予約します。

 

値段は高いですが満足度が高いのはアラカルトよりもコース料理の方だと思います。

営業に応用する

コース料理のメソッドは営業にも応用することが可能です。コース料理は食事をリードするのに対して営業であれば相手をリードします。

 

MRであれば先生の診療をリードすることになります。自社製品を使って頂いて先生の診療にお役立て頂くことがゴールです。

 

MRの仕事は相手に薬を使って頂くように営業することだけが仕事ではありませんがMRは営業職なので相手に自社製品を営業することはやはり重要な任務です。

実践する

それではどのようにすれば実践できるかというと自社製品が高確率で効果を発揮するポイントをまず探します。

 

探せたら「このような患者さんであれば効きやすい」というモデルを作ります。実際にこのモデルに当てはまる患者さんに処方して頂ければ成功です。

 

成功させるためにはある程度患者さんを限定するということは大事です。疾患によっては限定する必要がないこともありますが。そして起きやすいトラブルも同時に説明しておくといいです。対象を限定してますので起こりうるトラブルも想定しやすいです。

 

ただうまくリードできないケースも中にはあります。

 

薬というのは患者さんによっては効き目がうまく出なかったり副作用が多く出てしまったりそもそも服薬すること自体が難しく飲み忘れて薬が余ってしまったりします。

 

僕の考えでは相手と多くのことを話し込む必要がある製品に関してはリードすることは難しいですね。

 

不可能ではないと思いますが相手によって違いが出すぎてしまうのでそれならばオーダーメイド方式の処方提案をした方が成果に繋がりやすいと思います。

 

MRが営業する薬には売りにくい薬と売りやすい薬がやはり存在します。

 

僕の考えでは売りやすい薬というのは副作用が出にくく効果もほどほどによくて服薬も一日一回いつでも大丈夫という薬です。

 

このような薬はたくさん処方されますのでデータも豊富にあります。データが豊富にあるとガイドラインでも紹介されたりといろんな方向からアシストされます。

 

それに対して売りにくい薬というのは効果がわかりにくく副作用が比較的多く服薬がしにくい薬です。

 

効果がない薬は承認されている以上存在しないのでどんな薬でも効果は必ずあります。ただ効き目が遅かったり効果が実感しにくかったりするとそれを相手に納得して頂くには労力を必要とします。

 

副作用も多ければなぜこのような副作用が発現するのかやその対処法について説明をしますのでこれも労力を必要とします。

 

服薬についても服薬回数が多かったり服薬方法が少し特殊な場合はそれをしっかりと説明して相手に納得して頂く必要があります。

 

まとめると売りにくい薬というは処方して頂く上で相手に説明しなければならないことが多い薬剤です。

 

そこでなぜこのように大変な薬が存在するのかというと唯一無二の効果を発揮することがあるからです。使用するにはいろんな条件がついてしまいますが時には他で代用することができないこともあります。

 

売りやすい薬は汎用性がありますので適応する疾患の患者さんに処方して頂ければどんどん売り上げが伸びます。

 

製品力が診療を自然とリードしてくれますのでMRがやることは処方して頂くように活動することです。

コース料理方式は全ての製品では使えないメソッドであるという点はご了承頂ければ幸いです。

いい薬は患者さん側から求められる

「いい薬は患者さん側から自然と求められます」

 

この言葉は僕が担当している先生から実際に言われたことです。

 

製品力のある薬は一度患者さんに処方して頂ければ後は患者さん側から要求してきます。従って売り上げは減ることなくどんどん伸びていきます。

 

薬って最終的に服薬するのは患者さんです。

 

これって当然なことですがMRという仕事をしているといつしか先生に処方して頂くことが目標になっていたりもします。

 

営業であるのである意味仕方がないことかもしれませんが最終的には患者さんに貢献するという気持ちは常日頃から忘れてはいけないことだと感じますね。

まとめ

相手をうまくリードすることができれば爆発的に売り上げは伸びます。

相手に合わせていくことも大切なことですが、それだけでは不十分です。

相手からよきパートナーとして認めてもらえるようによき提案をしていくことが大事なのかなと思いますね。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。ばーい。

 




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