営業職の方ならプレゼンテーションをする機会は非常に多いと思います。
もちろん製薬会社の営業であるMRもプレゼンは本当にする機会が多いです。
今回はそのプレゼンテーションで自分の伝えたいことを相手にどうやったら伝えれられるのかについて書いていきたいと思います。
Contents
大きく分けてプレゼンでの伝え方は2種類ある
スライドを多くして話す方法
一つ目が「このスライドを多く入れて話す」プレゼン方法です。この方法の特徴は1つのスライドで話す量を少なくしてテンポよくやる方法です。
このプレゼン方法のメリットは色々なことを伝えることができるという点です。
プレゼンをする際には「相手に何を伝えたいか」について考えると思います。時には例をたくさんピックアップして伝えた方がわかりやすいことがあります。そのようなケースではこのスライドを多く入れて話す方法をが有効です。
この方法で注意しなければならないことはとにかくテンポを良くスライドを送ることと一つのスライドで長く話しすぎないことです。
スライドが多いので1枚のスライドで1つか2つくらいに言いたいことを絞る必要があります。
そしてテンポよく次のスライドに移ることで聞き手を飽きさせない効果もあります。スライドが次々とにテンポよく進めば枚数が多くてもそんなに飽きないと思います。「いいペースで変わるな」と思って頂ければ大丈夫です。
また話すスピードですが結構速めがいいと思います。ただ速すぎて何を言っているかわからないという状態は避けてください。
★速く話すと相手に考える余裕を与えない
速く話すことは一般的にはあまりよくないと言われています。
なぜなら聞き取りにくいからです。
しかし、聞き取れる範囲であれば速く話すことで相手にこちらの言葉が素直に響いていきます。
考える余裕を与えないので自然と入っていくわけですね。
またこの方法で一番大切なことはクロージングで言いたいことを明確にしておくことです。
ただでさえスライドが多くてこちら側の意図することが伝えにくくなるのでこのクロージングはしっかりと考えてください。
その前の説明はこのクロージングのためにあるという意識で取り組むといいと思います。
スライドを少なくして丁寧に話す方法
この方法ではスライドは少なめです。その代わり一つ一つのスライドを丁寧に説明するという方法になります。
このプレゼン方法のメリットは伝えたいことが伝えやすいという点になります。
スライドの数を少なくして丁寧に話せば伝えたいことが相手に伝わりやすくなるのは当然ですので使いやすい方法ですね。
ただこの方法の注意点は伝えたいことを絞る必要があります。的確にスライドを組んで話す必要があるので意外と難しかったりします。
僕の場合だと薬のデータを紹介する際には試験デザイン、症例数、どこで研究されたデータなのかなどを本当に細かく話します。
少しアドリブも効かせて「このデータと同じようなデータがいくつも発表されています。(再現性がある)」などの伝えたことを強調するような言い回しを使用して相手にしっかり届くような工夫をしています。
また話す速さは気持ちゆっくりめです。元々データの数を少なめにしてあるのでゆっくり話して問題ないです。
最後にクロージングですが内容をまとめるような内容で話すといいと思います。
クロージングの大切さ
僕がプレゼンで一番大切だと思っているのがこのクロージングです。
せっかくいいプレゼンをして相手にこちら側の伝えたいことが伝わったとしても実際にどうして欲しいのかを最後に言わないと相手の行動は変わりません。
MRの場合多くは自社製品を普及させるためにプレゼンをしているので「こうしてはいかがですか」という提案の部分はクロージングで必ず言ってください。
一番最後が一番相手の印象に残りますので具体的な提案を内容に盛り込むといいと思います。
例えば「こんな患者さんがいらっしゃいましたらご治療にお役立てください」のように相手が想像しやすいように提示することが大事です。
またインパクトのあるフレーズも印象に残るのでいいかもしれません。
質疑応答について
質疑応答はプレゼンをした後に必ず入れると思いますが相手から質問がなかった場合はこちら側から質問を促しましょう。
僕が新人のころやっていたのは「僕自身の質問でも構わないのでよろしくお願いします」って言ってました。これ結構ウケがいいです。
何個が質問を頂けるのでそれに回答して自分のことをを知ってもらえるようにしました。
綺麗なプレゼンをするために
繋ぎ言葉
「いいプレゼンだった」と思って頂くためには話す際に注意することがあります。それはスライドが変わる際に繋ぎ言葉を入れることです。
これは絶対に入れた方がいいです。
このスライドが変わる際の繋ぎ言葉を入れるだけで劇的にプレゼンが滑らかになります。そして繋ぎ言葉を入れる上で大切なことは次のスライドを覚えておくことです。
そうすれば「次はこんな内容だからこの言葉を入れよう」って感じで言葉がスムーズに出てきます。
スライドで話すことはあらかじめ決めておく
一つのスライドで話す内容はあらかじめ決めておきます。このスライドでは「これとこれ」って感じです。
これを事前にすることによって沈黙の時間が減りますのでスッキリとしたプレゼンに仕上がります。
相手の背景を考える
スライドを組む際には相手の背景を考えてください。
専門的な相手には専門的な内容が好まれますし専門的ではない相手であれば一般的な内容がやはり好まれます。
またプレゼンの際に使う言葉のチョイスも変わってきます。相手によって難しい言葉を使うのかまたは簡単な言葉を使うのかという差です。
最後に
プレゼンは練習が大切です。
数をこなせば自分のスタイルも出来上がってきますし、言い回しとかも覚えてくるのでたくさんこなしてみてください。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。ばーい。
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