プライベートでも仕事でもモチベーションが上がらない時を経験したことがある方は多いと思います。
今回はモチベーションが下がる時と上がる時の心理的状態について僕の考えを書いていきたいと思います。
モチベーションが下がる時
何かのモチベーションが下がる時っていくつか共通することがあります。
まず一番の原因は「慣れ」です。
仕事も最初はいろんなことをまだ経験していないので毎日が発見の連続です。それが時間の経過と共に新しい発見が少なくなっていきます。これがモチベーションには悪い影響を与えます。つまらないと感じてしまう訳ですね。
慣れというのは時間と共につまらないと感じさせてしまう大きな原因です。
もう一つはやってもやらなくても結果にさほど影響しないということです。
MRという職業は一回の面会で売り上げにどれだけ影響するのかを考えた際に目に見えるような売り上げアップは期待できません。
言い換えれば別に仕事をしなくても薬という特性から売り上げはある程度キープできます。そのため仕事をしなくても許されてしまうという環境があります。
ただ仕事をしなさすぎると売り上げも落ちますしいろんな所から目をつけられます。
また毎日会社に出社することも定められていないため一日の仕事は日報を書くことで管理されています。
これが会社に決まった時間に出社することが決められている職業であれば休みを取らない限り強制的に仕事をするようなシステムになっています。
最近では在宅勤務のような会社に出社しなくても大丈夫な働き方も増えていますが、MR程自由に働ける仕事は少ないです。
自由というのはいろんな選択肢があります。
仕事をするのもしないのも自分の裁量で決めることができるため、仕事をしなくても結果にさほど影響がないのであれば自分に仕事をしないという選択を与えてしまう可能性もあります。
この状態が長く続くと元に戻すことが難しくなります。結果的に仕事へのモチベーションもどんどん下がっていきます。
少しの妥協というが仕事へのモチベーションを奪っていきます。
MRはいいとこ取りの職業
職業には大きく分けて成果報酬型の職業と固定給型の職業に分けられると思います。
成果報酬型の職業とは商品を売った分だけ給料やボーナスがもらえるような職業です。それに対して固定給型の職業とは働く時間に応じて給料やボーナスがもらえるような職業です。
MRという職業は成果報酬型の職業と固定給型の職業のいいとこ取りです。
固定給もしっかりともらえますし売り上げが高ければその分給料に上乗せしてもらえます。会社によってその比率は変わりますがある程度の給料は保証されています。
このシステムがモチベーションを奪っていきます。
別にそこまで売り上げを上げなくても十分な生活をすることができるためMRの仕事のモチベーションが上がらないという話はよく耳にしますね。
同じエリアを長く担当する
これもモチベーションが下がる要因の一つです。大体1年も同じエリアを担当すれば慣れてきます。
話の内容も似たような話になり相手からの反応も似たような反応が増えてきます。
また1年も経つと自分の得意不得意がわかり始めてきます。仕事がマンネリ化してしまいモチベーションが下がってしまう訳です。
唐突ですがここで僕が感じたあることを紹介します。それは「簡単にクリアできてしまうことはつまらないし一方で難しすぎてクリアでないこともつまらない」ということです。
一番おもしろいのがクリアできそうでできないことです。これに当てはまるのがゴルフです。
多くのアマチュアゴルファーの方はスコアで100を切ることをまず目指します。僕も目指していました。
この100切りですが簡単には切ることができません。いい感じでスコアが伸びてきても途中で下がることもあります。
このペースでいけば100が切れるというラウンドでも1ホールで叩いてしまって100が切れなかったりということはよくあります。
その度に練習してショットの精度を上げていくのですが、うまくなりそうでなかなかうまくならないのがゴルフです。まさにこの状況こそが一番楽しい状況です。
話を戻しますが1年程担当すると売り上げが伸びた施設と伸びない施設の判断がある程度できてしまいます。
伸びない施設の理由にもよりますができることはやって現状ではもう手はないという状況であれば自分がよほどスキルアップしない限り現状では難しいということです。
中にはスキルとか関係なくて誰が担当しても無理な状況というのはありますけどね。
一方で売り上げが伸びた施設ではこの売り上げを維持する活動がメインになります。このような施設では売り上げが上がることは期待できず下がる可能性があるという厳しい状況です。
維持する活動というのは何かに追われているという立場です。
この立場は何かを追っている時に比べればモチベーションはどうしても低くなってしまいますし非常にやりにくいです。
同じエリアを担当し続けることって仕事へのモチベーションにはあまりいい影響を与えてくれません。
だから転勤やジョブローテーションという定期的に仕事が変わるようなシステムがあリます。
もちろんいろんな仕事を経験した方がよりスキルアップできたり仕事への適性も考慮されています。
モチベーションが上がる時
仕事へのモチベーションが上がる時について考えてみたいと思います。
一番上がる瞬間は自分がやりたい仕事をしている時だと思います。この状態は純粋に仕事が楽しいと感じる時です。
僕も研修中にいろんな知識やスキルを身につけている際に早く一人で回ってMRの仕事をしたいと思っていました。
自分がやりたいという気持ちは本当にモチベーションを上げてくれます。これに加えて自分がやったことが成果として現れるとさらにモチベーションは上がります。
説明会を例にしてみますと、いろんなリサーチをしてスライドを組み実際の説明会で相手からも高評価を得て結果、売り上げが上がるという一つのプロセスは本当に仕事へのモチベーションを加速させます。
結果が出るというのは大事です。
そこでもし先ほどの例で高評価は頂いたが結果が出なかった場合どんなことを考えますでしょうか。
プレゼン自体を評価して頂いたとしても売り上げにはあまり変化がないと相手にはそこまで響かなかったということになってしまいます。
プレゼンはあくまで手段ですのでプレゼンがとてもうまくても相手に響かないとやる意味はあまりありません。
ただ、高評価を頂いているということはあと一歩のところまできていますので、もう一踏ん張りという段階です。
そこで、次にやることっておそらくどのようにアレンジすれば相手に響くのだろうかということだと思います。
この状態ってすごくモチベーションが高い状態です。いろんな試行錯誤をしようと思えることってとても大事です。
何かに熱中することの大切さ
仕事でなかなか成果も出ないし成果が出るまでの過程もあまり楽しいと感じることができない時もあると思います。
プレゼンで例えるならばプレゼン自体をあまり評価されていない状態だと思います。
プレゼン自体が評価されていないということは相手にとって内容があまり適してないリサーチ不足かプレゼンの練習が不足している努力不足であるという要因が考えられます。
僕は比較的プレゼンが得意ですが新しい製品が出たり得意先が変わればその都度リサーチとプレゼンの練習をします。
リサーチと練習というのは結構地味な作業で自分が理想とするプレゼンが出来上がることを思い浮かべながらいつも頑張るのですがこの過程を楽しめずにモチベーションが上がらないこともたまにあります。
モチベーションが上がらないので仕事が前に進まないわけですね。
このような状況を打破するために何をオススメしたいかというと「何かに熱中すること」です。しかし何かに熱中することって狙ってできることではないと思います。
というか熱中しようと思って熱中するよりは気付いたら熱中していたみたいな状況の方が多いと思います。
ただ、作為的にこの状況を作り出す方法がわずかですがあります。僕の考えを紹介しますね。
それはお金をかけることです。
お金をかければ基本的に「いい思い」をすることができます。
ゴルフ場にしても高いゴルフ場は回っていて楽しいですしいろんなサービスが充実しているのでまた行きたいと思います。高いのでそんなに頻繁には行けませんけどね。
このように少しお金をかけると何かに熱中しやすくなります。またこのお金をかけるというのがポイントです。
たまにしか行けないから楽しく感じることができます。慣れることを防止することもこのお金をかけることの付加効果で期待できます。
そしてまたあのゴルフ場に行きたいと思う気持ちが仕事を頑張ろうというモチベーションアップに繋がります。
ただ、お金はあまりかけたくないという方も多くいらっしゃると思います。
あまりお金をかけずに熱中できることでオススメしたいのがマンガを読む、アニメを見る、映画を見る、ゲームをやるです。
これらは純粋に楽しいのでお楽しみのために仕事を頑張ろうというモチベーションアップにつながります。
楽しいと感じると不思議と仕事も頑張ろうという気持ちになると思います。このようにうまく連鎖させることでモチベーションアップにつなげます。
まとめ
モチベーションを高く保つには自分のモチベーションのメカニズムを理解することが重要だと思います。モチベーションが下がるような環境を作らないように自分でできることは実践するといいと思います。モチベーションが上がればプライベートも仕事も楽しくなるので自分なりの方法を考えてみてくださいね。長くなってしまいましたが最後まで読んで頂いてありがとうございました。ばーい。
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