こんにちは。塾講師のえるくです。
今回はおすすめの塾用教材について紹介します。今回紹介する教材は僕が実際に使ってみてすごく良かった教材になります。
*高校生向けではなく中学生向けの記事になります。
Contents
おすすめの塾用教材(数学)
早速ですが講師が使いやすくどの生徒さんにもおすすめしたい教材が以下の2つです。
- オリジナルテキスト(森の実出版)
- オンリーワン(学書)
おすすめの理由は基礎問題を中心に扱っているということと例題が書き込み式ということの2点です。
まずどんなレベルの生徒さんであれ基礎は絶対に外せません。
また高いレベルを目指すのであればこれらの教材で学習した後に難しい教材やら問題やらに移行すればいいですし、そこまで高いレベルを目指さないのであればこれらのテキストを反復すればいいわけです。
そして例題が書き込み式というところも評価が高いです。
数学には絶対に外せない問題というのが存在します。
そのような問題に関しては僕の詳しい解説をつけて徹底的に学習してもらうというのが僕の指導方針です。
数学の公式は知っているだけでなく使いこなせないと意味がないですし典型問題ならば解法を完璧に会得する必要があります。
これらを効率的に学習するには例題を中心とした指導がベストという結論に達しました。例題を通して公式や解法を学んでいくことが一番いい方法です。
これを料理に例えるとこうなります。
カレーを完成させるには食材をカットする技術や食材を入れる順番を会得しなければなりません。
逆にいえばカレーが作れるということはこれらの技術を会得したことと同等であると言えます。
数学にも似たようなことが言えます。
ある問題が解けるならばそこで使用する公式は十分使えるようになっているということです。
例えば円の面積を求めることができるのであれば円の面積公式はしっかり身についているということです。
オンリーワンとオリジナルテキストは最低限知っておかなければならない基礎の部分に標準を絞った教材です。
これらの教材の例題をしっかり解けるようにしておけば定期テストで平均点くらいは取れます。(場合によってはそれ以上も可能)
基礎が終わった後
高い点数を目指さないのであれば先程紹介した教材の問題を反復学習すればいいわけですが中には高得点を目指す生徒さんもいらっしゃると思います。
そこでおすすめしたいテキストが
- ウイニング
- 新中学問題集
この2つです。
この2つの教材のおすすめポイントは豊富な問題です。
基礎が身についたのならば後はいろんな問題を解いていくことが成績を伸ばす近道です。
この2ステップが一番効率よく数学の成績を伸ばすことができると僕は考えております。
授業の進め方
僕は授業の最初に簡単な確認テストを実施しています。
テストのレベルは基礎レベルでテスト範囲は今まで学習したところ全てです。
生徒さんにはどの範囲を出題すると伝える時もありますが伝えない時もあります。
このテストを実施している理由は数学の勉強は積み上げ型だからです。例えば一次方程式を解けない生徒が連立方程式を解けるわけがないのです。
だからこれからの学習に必要な単元は繰り返し復習していくことにしています。
また問題のレベルはかなり易しいものにしています。解けないとかなりヤバイくらいのレベルです。
この理由は難しい問題を出題すると「難しいからできなくていいや」みたいな考えになってしまう可能性があるのでそうならないように「できなきゃヤバイ」という思考になるような簡単な問題をピックアップして出題しています。
宿題について
宿題についてはかなり悩みました。
せっかく宿題を出してもやってきたりやってこなかったりとまちまちです。しかもやってきたとしても全く身についていなかったこともありました。
理想的な宿題の流れは授業で扱った内容を忘れないようにするために類題を宿題として出して生徒が家でやってみてわからないこところがあれば授業の際に質問するというものだと僕は思っています。
しかし実際にはやってこなかったりやりっぱなしで終わってしまったりしていて宿題が機能していないケースが多々あります。
そこで僕が実施したことは授業で扱った問題を次の週にテストするというものです。
これならばテストがあるということで生徒もしっかり復習するかなと思い導入しました。(時々過去の内容も入れています)
結果はまずまずです。みなさん勉強を以前よりもするようになりましたね。
仮に勉強しないでテストを受ければ散々な点数をとりますのでそれはそれでいい経験になると思います。
数学の勉強で大事なことは目の前にある問題を自分の力で解けるようになることです。その一番いい練習方法がテストだと思います。
公立高校数学の入試対策
最後に入試対策について書いていきます。私立に関しては高校によって違うので書きません。まずポイントからまとめておきます。
- 中学校の範囲をなるべく早めに学習し終える
- 入試問題を解く
- 数学がある程度完成したら他の科目に時間をかける
この3つが僕が提案する戦略です。ひとつずつ解説していきます。
中学校の範囲をなるべく早めに学習し終える
公立高校の入試問題は分野をまたぐ問題が数多く出題されます。特に3年生の後半で学習する相似と三平方が多く出題されます。
従ってこれらの単元を学習しておかないと入試問題演習ができません。
関数の問題でも結局は相似を利用することで解くことができる問題もあります。
理想的なことを書けば3年生の10月くらいまでに中学校3年間の範囲を学習し終えるとかなり順調です。(早ければなおいい)
そこで先取り学習をする上で気をつけることは難しすぎる問題に手をつけないことです。あくまで基礎的な部分の学習で構わないので一通り終わらせることが大切です。
入試問題を解く
次に中学校で学習する範囲が終わったら入試問題を解いていきます。
おすすめは自分が受験する県以外の入試問題も解くことです。入試問題には良問が多いので解けば解くほど力がつきます。
入試問題には定期テストでは出題されないような難しい問題が数多くありますので入試問題を数多く解いて対策しておかないとなかなか解けるようになりません。
ここでおすすめの教材が全国入試問題正解です。全国入試問題正解は全国の入試問題を集めた過去問集です。かなり多くの入試問題が掲載されているのでこれ1冊あれば問題の量は十分確保できます。ちなみに本屋で販売されています。
そして入試問題を解いている中で苦手な単元があった場合はウイニングフィニッシュを使って復習します。
ウイニングフィニッシュは中学校3年間の数学の内容が一冊にまとまっているのでとても使い勝手のいい教材です。
数学がある程度完成したら他の科目に時間をかける
最後に3に関してですが数学がある程度完成したら他の科目に時間を配分します。
この理由は数学の難問は時間をかけて勉強したからといって必ずしも解けるようになるわけではないからです。
それならば数学である程度の点数が取れるようになったら時間をかければかける程点数が上がる社会や理科や英語に時間を使った方が受験はうまくいきます。
受験は5科目勝負です。
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