相手に合わせるということは人間関係を円滑にするためにも必要なことです。仕事に限らずプライベートでも相手に合わせることは必要です。
どんなに仲が良い人であったとしても最低限のことは相手に合わせる必要があります。
そこで、今回は相手に合わせることについて僕の考えを書いていきたいと思います。
1.相手に合わせるということは・・・
相手に合わせるということは自分の価値観をなくすことと言い換えることができます。
また、我慢するともよく言われます。
例えば食事に行く際に自分は食事に関してはお金をあまりかけたくない時に相手からちょっと高級なお店に行こうと誘われました。
ここで相手に合わせると自分が行きたいリーズナブルなお店ではなく、高級なお店に行くことになります。
これが相手に合わせるということの一例です。
相手は食事をする際に高級なお店に行くことに価値を感じているため行きたい訳で、自分はリーズナブルなお店に行くことに価値を感じているということです。
ご察しの通り、自分の価値観はここではなくなってしまっています。
また、価値観は変わるものです。高級なお店に行くことに価値を感じていた場合でも、少し時間が経つとリーズナブルなお店に行くことに価値を感じることもよくあります。
2.もし合わせないとどうなるのか
先ほどの例で考えてみます。
もしどちらかが合わせない場合どうなるかというと、食事はなしになることもあります。
ただ、食事には行きたいので話し合うことに大抵の場合なると思いますが、確実に時間がかかります。
“安い”と”高い”というのは反対語であるので、絶対にこの2つの要素を同時に満たすことはできません。
だから、もっと掘り下げる必要が出てきます。
従って、食事にお金をかけて高いお店に行きたい理由を考えます。
高いお店に行きたい理由
- 高いお店でお金を使って食事がしたい
- 高いお店は美味しい
- 高いお店はサービスが充実している
- 食べたいものが高級食材
- 高いお店は雰囲気がいい
こんなところでしょうか。
高いお店に行きたい理由について考えてみると色々とあります。
ここで、どうしても譲れないポイントが相手にあるならばそれを聞きましょう。
そこで“理由が美味しいお店に行きたい”だった場合、高くなくても美味しいお店はたくさんあります。
ここでわかることは
値段が高い=美味しい
と相手は考えていることになります。
これならば安くても美味しいお店もあると紹介すればそこまで大変ではありません。
それでは食べたいものが高級食材であった場合はどうなるでしょうか
これは食材そのものの値段が高いので、食べるとなったならば安くはなりません。
このケースではタイムサービスを利用したり量を少なくしないと安くはなりません。
この2つの例からも感じられると思いますが、相手に合わせないと手間がたくさんかかるので、結果的にすごく時間がかかってしまいます。
また人によっては合わせないと機嫌が悪くなってしまう人もいます。
3.仕事ではどうなるか
MRの場合はやはり相手に合わせるのが基本です。多くの場合、相手の希望に合わせます。
例えば、自分はラーメンがすごく食べたいけど相手はハンバーグが食べたい時は普通はハンバーグを選択します。
店を指定される時もあります。
MRでなくても営業職であれば相手に合わせることの方が多いと思います。
相手に合わせていればトラブルも少ないし、関係性もよくなっていくのは僕の経験から間違いないです。
自分がしたいことができるというのは気分がいいものです。ハンバーグを食べたい時に食べることができれば満足しますよね。
当然、ラーメンが食べたい自分としてはやや不満といったところでしょうか。
4.全て合わせていると疲れる
実際に体験した方も多いと思いますが、全て相手に合わせると疲れます。だから、自分と考え方が似ている人と過ごす時間が増える訳です。
ラーメンが食べたいのにハンバーグを食べている時間というのは多少なりとも苦痛に感じます。
この苦痛に感じる時間が増えれば疲労となって体に現れます。
一つ一つは小さいものでも蓄積すれば大きなものとなってしまうので、自分が知らない間にいろんなところに支障をきたす恐れがあります。
5.妥協できるラインを決める
自分のためにも全て合わせる必要はありません。ただある程度は合わせないとトラブルに繋がる可能性があるのも事実です。
そこで、どこまで合わせるのかを事前に決めておくといいと思います。
食事であれば「OOは避けたい」とか日程であれば「▽▽は厳しい」といったように自分の中であらかじめ決めておくとスマートにできます。金額で決めておくのもいいと思います。
何かを主張する際には理由も大切です。説得力がある理由がいいと思います。
例えば、「ダイエット中だからカロリーが低い食べ物にしてほしい」とか、「今貯金しているから、今月はちょっと厳しい」などです。
もしそれで対応できないならば相手と距離を置くというもの一つの手です。
MRの例ですと、数字を維持するのに莫大な労力を必要とする際に、売り上げが減るのを覚悟の上、活動量を落とすということです。
ただし、売り上げが減った際のフォローも考えてから実行してくださいね。減っても構わない状況で行ってください。
6.まとめ
相手に合わせるということはそれなりに大変です。自分のしたいようにするのが理想ですが、なかなか現実的に厳しいので苦痛に感じないように自分が対応していく方が社会では役に立つかなと思います。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。ばーい。
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