啓蒙活動こそ難しいと感じます




今回は啓蒙活動について書いていきます。MRが行う啓蒙活動とは潜在患者に医療機関を受診して頂くように活動することです。

症状が出ないと病院には行かない

いろんな疾患がありますが皆さんはどんな時に病院に行きますか。多くの方は症状が出始めてから行くと思います。

 

しかし症状が出てからでは遅い疾患もありますし医療機関を受診すればより快適に日常を過ごすことができるケースも多くあります。

 

だから啓蒙活動が必要となるわけです。早めに治療した方がいいというのは患者さん側のメリットで実際に治療するとなると自社製品が売れるので製薬会社側のメリットもあります。

医療用医薬品をCMなどで宣伝することは禁止されている

医療用医薬品は医師でないと処方することができません。その処方箋がないと医療用医薬品を手に入れることができません。それに対してOTC医薬品は医師に処方してもらう必要はなく薬局等で購入することができます。

 

OTC医薬品には元々医療用医薬品であったものもあります。これはスイッチOTC医薬品と呼ばれています。

 

長年の販売実績により安全性が保証されたのでOTC医薬品として売り出しても問題ないという判断がされた製品がスイッチOTC医薬品として販売されています。

 

中には医療用医薬品としての販売実績がないのにも関わらずOTC医薬品として販売されている薬剤もあります。これをダイレクトOTC医薬品と呼びます。

 

またOTC医薬品は第一類から第三類までリスクによって分けられており第一類が一番OTC医薬品の中では取り扱う際に注意が必要とされています。

 

薬剤師は第一類から第三類まで取り扱うことができますが登録販売者が取り扱うことができるのは第二類から第三類までです。

 

また医療用医薬品の商品名をCM等で宣伝することはできません。それに対してOTC医薬品はCMで宣伝しても問題ありません。OTC医薬品のCMしか見かけないのはこのような事情があるからです。

 

ちなみに疾患に関するCMは認められています。具体的には「治療してよくなるのか」がわかりにくい疾患(ハゲなど)は積極的にCMを流して啓蒙活動をしています。

 

そもそも病気ではないと思ってしまったら病院には行かないでしょう。ただ病院で治療すればよくなる可能性があることを患者さんに知らせることができれば患者さんと製薬会社共にメリットがあります。

 

このように製薬会社のCMでは疾患の啓蒙活動しか認められていないので製薬会社はあまり積極的にCMを流していません。

 

だからCMを流しているのは宣伝費に余裕がある一部の大手製薬メーカーだけです。

啓蒙活動をする理由

それではなぜ啓蒙活動を行うのかというと先ほども少し書きましたが潜在患者が医療機関を受診すれば医薬品の処方量が上がるからです。

 

ちなみに評価の高い薬剤は患者さんの数に依存して売り上げが伸びていきます。

 

病気を患っているのにも関わらず治療していない患者さんはたくさんいると言われています。治療しない理由は疾患毎に違いますし様々です。

 

そしてこの潜在患者が医療機関を受診すれば自社製品の処方量が上がるので製薬会社の売り上げが上がることになります。だから啓蒙活動というのは製薬会社にとって必要不可欠なことです。

 

ただ、CMを流すには莫大な経費がかかるので経費に余裕のある会社でないとできません。そこでMRが啓蒙活動を行います。

啓蒙活動って必要なのか

僕もこの啓蒙活動を多くしています。結論から言いますと啓蒙活動は必要です。

 

売り上げを上げるためということもありますが薬の情報提供をしていると医療機関を受診するだけで生活が快適になるケースは本当に多いです。

 

「時間がない」「医療機関を受診することに抵抗がある」などの理由と「現状でも不自由なことはない」という意見から受診しない患者さんは多いです。

 

これが潜在患者が多いと言われている理由です。

 

僕がMRだからこんなこと書いているのではないかと思われる方もいらっしゃると思いますがそんなことはなくて病気に苦しんでいる際は医療機関を受診した方が快適に毎日生活することができます

 

僕も病気になった際は一人の患者です。病気というのは本当に生活の質を落とすことを実感しています。

 

より生活のQOLを上げるためにも啓蒙活動は大事です。

啓蒙活動は難しい

これは本当に難しいです。

 

MRができることは疾患の治療を先生に行って頂くように面会の際にアナウンスすることや疾患についての講演会を開催することです。

 

病気というのは連鎖するもので生活習慣病であれば、糖尿病、高血圧、脂質異常症など併発している可能性が高いです。

 

この可能性を先生にアナウンスして治療を積極的にしてもらうようにMRは活動しますが実際は厳しいです。

 

啓蒙活動は本当に難しい活動であると思いますね。だから実際に潜在患者は多くいる訳です。

 

その中で疾患についての講演会は有効な手段であると思います。

 

僕の経験では講演会に来たことがきっかけで医療機関を受診された方がどの程度いるのかデータがないのでなんとも言えませんが感触としてはよかったと思います。

 

CMを利用することはMRの力では厳しいことですのでできることをやりましょう。

MRの力で診察をサポートする

MRの力で先生が今までできなかった治療ができるようになれば嬉しいですよね。

 

医師には必ず専門分野がありますが開業医では専門外の診察も行っているケースもありますので潜在患者が多い場合は治療を開始して頂くようにサポートする活動も時には有効です。

 

MRができることは限られていますが患者さんの立場で考えた際に通い慣れた医療機関で他の疾患も診察して頂ければ助かることも多いと思います。

 

そんな活動も余裕があればチャレンジしてみてください。

 

新たな分野の診察の開始まではいかなくても紹介先を紹介するような連携を作る方法も手段としてありますので参考にしてください。

まとめ

啓蒙活動は難しいです。優秀なMRの方々も口を揃えて言ってました。しかし、啓蒙活動は必要なことなのでチャレンジし続けてみてくださいね。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。ばーい。




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