MR認定試験に合格する勉強方法を紹介します




今回はMR1年目の登竜門であるMR認定試験に合格する勉強方法を紹介します。

MR認定試験は1発合格が基本

MR認定試験は必ず1回で合格しなければならない試験です。(厳密には1回でなくても大丈夫ですが後々大変です)

MR認定試験とは

勉強方法の前にMR認定試験の概要を確認しておきます。

MR認定試験の試験日

MR認定試験はMR認定センターが毎年12月に開催している試験です。年に1度のみです。

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MR活動自体はMR認定試験に合格していなくてもできますがMR認定試験には絶対に合格しなければなりません。

MR認定試験の科目

試験科目は医薬品情報、疾病と治療、MR総論の3科目になります。

薬剤師免許を持っている人は医薬品情報、疾病と治療は免除されて受験する科目はMR総論のみです。医師免許と歯科医師免許を持っている方も同じく免除されます

 

ただ医師免許と歯科医師免許を持っていてMRになる人はほとんど聞いたことがありません。一方で薬剤師免許を持ったMRは結構たくさんいます。

MR認定試験に合格するには全ての科目での合格が必要となります。

MR認定試験の形式

試験の形式はマークシート形式です。(正誤問題と選択問題です)

MR認定試験の範囲

試験の範囲はMRテキスト全てです。ちなみに結構細かいところまで出題されます。

MR認定試験の難易度

試験の難易度は高くはありませんが舐めてかかると落ちます。

MR認定試験の合格点

MR認定試験の合格点(ボーダーライン)は毎年変動しますが8割以上取れば落ちることはほぼないと思います。科目によってはもっと低く(7割)ても合格できます。

 

それぞれの科目のボーダーライン

科目ごとにボーダーラインは異なります。そこで僕の経験からおおよその目安をご紹介します。

 

一番合格のボーダーラインが低いのは疾病と治療です。なぜならば疾病と治療は単純に難しいので平均点が下がるからです。

 

一番合格のボーダーラインが高いのはMR総論です。この理由は内容がそこまで難しくないことに加えて薬剤師免許を持った人が受けるからです。

 

薬剤師免許を持っている人は受験科目がこのMR総論のみです。従って薬剤師免許を持った人はこれしか勉強しないのでMR総論の平均点が高くなり結果ボーダーラインが上がります。

 

医薬品情報のボーダーラインは疾病と治療とMR概論の中間の位置にあります。医薬品情報は簡単ではないですが難しくもないですね。

MR認定試験の合格率

MR認定試験の合格率は約8割と言われております。

 

ただこの合格率ですが受験者の層が幅広いのでしっかりとMR認定試験の研修を受けている方だけで合格率を算出すると9割くらいではないかと個人的には予想してます

 

MR認定試験は医薬品卸のMSさんも受けます。MSさんはMR認定試験に合格する必要は必ずしもありませんが最近では受けている人を多く見かけます。

 

MR認定試験は3科目に合格する必要がありますがもし1科目だけ不合格となってしまった場合ならば翌年は受かった科目は免除されます。

毎年受けるとすると4年チャンスがあります。5年目からは再び全科目受験となります。

従ってMSさんは一年に1科目ずつ合格を目指す方が多い印象があります。

医薬品情報

医薬品情報の勉強はテキストをただ暗記するだけでなく理解することも必要になります。

 

なぜならば医薬品情報ではこうだからこうなるみたいなしっかりとした理屈があるからです。理屈をしっかり理解すれば忘れにくくなります。

 

僕は医薬品情報の勉強では理屈をしっかり理解することを大切にしていました。その結果研修中の勉強で医薬品情報の勉強はほぼ完成することができました。

 

実際に研修が終わった後はあまり勉強しなくても8割くらいの点数をキープすることができました。

疾病と治療

一番ボリュームがあり覚えることが多いのがこの科目です。僕は一番苦戦しました。とにかく量が多いので時間をかける必要があります。

 

疾病と治療の勉強方法は問題を中心に勉強することです。テキストだけ読んでいてもどこをどんな風に覚えればいいのかわかりませんので問題に回答しながらテキストをまとめていくような勉強方法がいいと思います。

MR総論

個人的にはこの科目は嫌いでした。内容はそんなに難しくありませんし量もそんなに多くないのですが似ている言葉が多く出てくるのでよく勘違いしていました。

 

だから覚えた気になってあまり勉強しないとやられる可能性があるので手を抜かずに問題をしっかり解いて自分が本当に覚えたかを確認した方がいいですね。

MR認定試験の勉強方法

先程少し書きましたがさらに詳しく書いていきます。

 

まず問題の形式はマークシートですので記述式の対策は必要ありません。この手のタイプで高得点を取るにはとにかく問題をたくさん解くことが大事です。

 

会社から大量の問題集が送られてくると思うのでとにかく問題を解きまくってください。そして間違えたらテキストで確認する。この繰り返しです。

 

間違った箇所は必ずテキストで確認してください。正誤判定だけで終わらせないことが大切です。

 

ある程度問題を解いていくと間違いが多い分野が出てきます。その分野はテキストをまとめたりして理解を深めてください。

 

テキストをまとめる際は深く考えないことが大事です。とにかく覚えることです。ゴロを考えて覚えるのも有効な手段です。

 

営業中も常にまとめノートは持ち歩いてください。暇を見つけてはそのノートを見返すといった感じですね。まとめノートを見る機会を増やせばだんだん覚えてきます。

研修中に基礎を固める

まず泊まり込みの研修中にある程度の土台を完成させておくことが大切です。わざわざ泊まり込みで研修をやるのでとにかく勉強できる環境は整っています

 

僕も朝から晩までひたすら勉強してました。

 

この長い研修が終わると実際にどこかの営業所に配属されます。

 

MR認定試験は12月の上旬に行われます。9月に配属されたとすると実際に担当を持って営業活動をしながら勉強しなければなりません。この期間が本当に大変です

 

配属地は知らない土地であることが大半です。そして少しの先輩との同行を経て晴れて一人でMR活動をすることになります。この時期は住む場所にも慣れていないし仕事にも慣れていない状況なので勉強する余裕はあまりないです。

 

だからエリア配属されてからはMR認定試験の勉強に当てられる時間は本当に少ないと思っていた方がいいです。

 

唯一まとまった時間は休日です。平日も時間がないことはないですがMR活動をして家に帰ると疲れて寝てしまうと思うので勉強はあまりはかどりません。

 

配属されてから試験までの期間は遊ぶ暇もなくて空いた時間はひたすら勉強でした。

 

こんな感じで配属されると勉強時間は少ないのでできるだけ研修中にある程度勉強を完成させておく必要があります。

 

また配属先の上司によって勉強する時間が取れるかどうかは結構左右されます。

 

「MR活動はほどほどに勉強していいよ」といってくれる上司もいれば「勉強は仕事の合間にやるべき」という考えの上司もいます。

 

僕のケースはどちらかといえば「仕事の合間にやるべき」という考えの上司でした。だから配属してからはMR活動も頑張っていました。

 

よく他メーカーの先輩から「勉強大丈夫か」と言われた程結構がっつり回っていたと思います。

MR認定試験のプレッシャー

MR認定試験は僕が今まで受けた試験の中では一番プレッシャーの高い試験でした。

 

会社から給料をもらって勉強させてもらっているので落ちる訳にはいかないのです。

 

「合格率も高いから普通に勉強すれば受かる」と先輩方は口を揃えて言う訳です。これもプレッシャーなんですよね。

 

もし落ちたらどうなるかと言うと来年受験することになります。

 

MR認定試験は1年に1回しかないので落ちた場合また1年間勉強しなければなりません僕はもう一回試験を受けたくなかったので十分すぎるくらい勉強しました。

 

高得点は入りません。合格点さえとれればOKです。

試験1ヶ月前になったら追い込む

暗記がメインの試験に合格するには直前期にどれだけ勉強できるかが大切です。

 

だから試験1ヶ月を切ったらとにかくブーストをかけてください。ここで頑張ることができれば勝ちです。

 

会社によっては試験直前に研修があるのでこれを有効活用してください。僕の場合は一週間の直前研修でした。

試験直前の体験記

僕の会社は1週間前に直前研修という勉強期間がありました。この期間はとにかく朝起きて勉強、昼も勉強、夜も勉強と1日中勉強していました。

 

この直前研修では刻々と試験日が迫ってくるので体が勝手動いて勉強していましたね。

 

そしてこんな追い込んだ生活をしていたらなんと試験前日に風邪を引いてしまい若干熱がある中で試験を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

 

熱があっても今まで勉強した知識は固く問題は難なく解くことができました。終わった後は風邪を引いているにも関わらず遊びに行きました。今考えると「無謀だったなと」思います。

 

僕がこれから受験する皆さんへ伝えたいことは「自分を信じて頑張ってください。必ず試験は突破できます。」

 

みなさまが合格できますように。Your lucky charm is always with you !

 




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